スタジアム現地観戦者もTV観戦者も納得するスタジアム風景を。
2010.08.20
8月17日のウィークデイのナイトマッチ、横浜F・マリノスがモンテディオ山形を迎えてのホーム試合は横浜国際総合競技場(日産スタジアム)ではなく三ツ沢球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)で開催した。
こじんまりしたキャパとは言えスタンドは四方とも観客で埋まり非常に良い光景だった。TVカメラアングルもいい意味でたぶん意識的にピッチレベルからのアングルを多用したようで、さほど大きくないスタンドの向こう(外)の余計な視界も入らず、観客が重なり連なったスタンドとスタンドの傾斜がとても素敵なビューとなっていた。
ま、三ツ沢は今では1万3000人収容程度のキャパしかないわけで、増築しようにも土地に全く余裕がない。掘り下げで改築するくらいしか手段がなかろうが、それも現実的でない。ここに3万人規模のフットボール専用スタジアムがあれば、望ましいのだがなぁ。横浜国際は2万3000人以上くらい入らないと赤字とか聞いたことがあるし、新しいスタジアムは非常に使用料が高い。横浜国際みたいに、開催側にとって非効率的なコストパフォーマンスである上に、ピッチまでの距離が遠すぎてさらにスタンドの傾斜が緩くて見づらい(観客に不評)なんでは、何ともやるせない。クラブ経営的にも使用スタジアムはいろんな点で有機的であること、そして観客にとってもTV観戦者にとっても素敵な光景を目にできることが望まれる。
ところで最近、横浜国際の脇を車で通る機会があったのだが(しかも日中と夜と)なかなか荘厳な外観でイイ感じだったのだが、ワールドカップ決勝戦を開催したスタジアムだということが通りすがりでも一般の方々にもわかる(わかりやすい)ようにする工夫を考えたらどうなんだろう。神奈川国体のモニュメントだかオブジェだかが視界に入るんじゃあなぁ。どの国の代表チームだったか忘れたが、日本代表チームとのテストマッチに来日したそのナショナルチーム一行は、試合会場ではないのに自らリクエストして横浜国際を見に行ったという話を聞いた。もちろん、ワールドカップの決勝戦が行われたスタジアムだからだ。それくらい名誉であり歴史的なものなんだから。
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