清水エスパルスが思わぬ大量失点を喫したわけだが(ミッドウイークのアルビレックス新潟戦)
2010.08.21
今シーズン非常に堅い守備の清水エスパルスが、17日のアウェイのアルビレックス新潟戦で予想外の4失点。酷暑の中で試合間隔の短い連戦での出来事ではあるからして、さして驚くことでもないのだが、何があったのかどういう感じだったのか録画映像を見てみた。
エスパルスは今シーズンのフォーメーションは4-3-3、4枚の最終ラインの前にアンカーが1枚置かれた4-1-2-3という感じだ。ただ、この試合ではかなりターンオーバーで臨み、トップのセンターはいつものヨンセンではなく永井雄一郎だったし、トップのワイドも1枚は岡崎だったが、もう1枚は中盤センターが通常の仕事場である枝村を起用していることなんかも関係しているかもしれない。あ、私は枝村は非常に気に入っている選手です、トップチームで出場し定着し始めた2006年頃から、、、その頃のまっこと勝手なイメージではオランダのスナイデルみたいになれるんじゃないかとか思ったり。。。
で、アルビレックス新潟も最近非常に好調なので勢いがあり、とにかく出足がよく積極的なんで、試合開始直後からアルビレックスがやや押し気味というか、アルビレックスの前への圧力が感じられる展開。しかしエスパルスもさすがに押し返す地力も見せていく中で、12~13分頃からだろうか、徐々にアルビレックスが左右サイドのエリアに2~3人の人数をかけたポゼッションを仕掛け、前を向いての崩しの工夫を波状的にしつこく繰り返していく。それでもエスパルスの守備ブロックは慌てることなく崩されることなく対処していたのだが、ただ、中盤前めの2枚が下げさせられ、さらに前線のサイドも後ろに引っ張られた感じで、問題点としてはこの辺りだっただろうか。確かに前半だけで2失点を喫したが、1つはセットプレー(直接フリーキック)だし、もう1点はクロスをブロックしたボールがアルビレックスの選手にこぼれてしまい、これを見事にシュート技術の高いゴールを決められたもので、守備が崩されたわけではない。そんなんでも4失点とかになってしまうのだから、フットボールは怖い。18日に行われた川崎フロンターレ名古屋グランパスでも同様に拮抗した両者の力関係が意外な展開になって行ったりする。
ま、エスパルスにとっては後半立ち上がりに喫した矢野貴章のゴールは、ゴールもその前のスルーパスも見事だったが、反撃に前掛かりになって惜しいチャンスを逃した直後でちょっと守備ブロックに油断があったかも。
しかしアルビレックス新潟のチョヨンチョルは最近、韓国フル代表に選出されたが、シュート技術が今シーズンさらにクラスアップして、セカンドストライカー、シャドーストライカーとしてどのチームにおいても重要な得点源になるだろうね。
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