サイドの選手の人材不足は今や昔??

バイエルン・ミュンヘンに移籍した宇佐美が、チームメイトのドイツ代表(キャプテン)ラームから、サイドアタッカーとしてなかなかいいんじゃないか…的なお褒めの言葉(?)をいただいたとか。

ほんの少し前までは、日本にはサイドの選手が人材難と言われていたはず。サイドバックもそうで、サイドバックなんて何年もそう言われ続けてきた。それが今や、長友や内田篤人をはじめ、数だけは相当なもんだ。中盤から下がってきたパターンが実は多いんだけどね。アタッカーやゲームメイカーにしても、どうも真ん中寄りでプレーするタイプの選手ばっかり目立っていたのだが、近年はサイドアタッカーも人材豊富に見える。こういうのは、主にナショナルチームで採用するフォーメーション・システムに大きく影響されると思うのだ。だから、その影響が現れるのは当然何年か遅れてからになるから、現在の(その時の)ナショナルチームのニーズには間に合わないんだけどね。そういうことで現在から将来を予測(?)するなら、数年後からセンターバックの人材が結構輩出されるようになったりして。
ナショナルチームの戦術やシステムが選手の輩出に影響を及ぼすというと強過ぎる言い方になってしまうが、しかしナショナルチームがその国のリーグ(国内リーグ)に少なからず影響を与えることは当然だし、過去何十年ものいろいろな国を見てきてもそうです。それだけナショナルチームの意味というのは大きいわけで、ナショナルチームに何ら戦術的・システム的に得るものがなかった時代(時代というか時期)は、それだけその国のフットボールの進化が遅らせられる(た)ということになる。日本でもそういう時期はあったでしょ、ほんの6~7年前くらいに。そこから実に速いテンポで取り戻しているところなんではないか。

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