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控室の窓から見えた、市庁舎の塔。
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デビュタントたちの着替え室であり、クローク兼控室までは、ラートハウスの入口から“裏動線”を通っていきます。途中何か所か案内の紙が貼ってはあるものの少々わかりにくく、ようやくたどりつくと我らが日本人デビュタント3人も到着済み。ところが1人が体の具合が悪いというのです。以前にもデビューダンスレッスン中に不整脈が出て大変心配したことがある、Mさんです。驚いて聞くと何と今回は、「昨日の夕食の中の鶏肉が、少し生だったかも……」というのです! 可哀そうに、今日は薬も飲んだのに何度もトイレへと、すでにぐったりな様子でした。けれども舞踏会はあと数時間後。今日のためにレッスンを一生懸命受けてドレスも日本から持参し、楽しみにしてきたのだから「倒れても絶対に出ます!」の彼女の気持だけが救いなのですが、“保護者”の私としては、大いに心配です。
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「ドレスのここ、大丈夫かな?」ゲネプロ(リハーサル)を前に、お互いにドレスチェックです。
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そんな現地デビュタントたちの横で、大和撫子3人はやはりお互いに隠し合いながらドレスに着替えます。すると今度はSさんが、「この数日でサイズが合わなくなっている!」と言うのです……。慌てずに、手持ちの安全ピンを集めて何とか“即席サイズ直し”です。