チャンピオンズリーグでのドルトムント。

香川が抜けたドルトムントだが、新しいチームづくりに着手した今シーズン、先週のチャンピオンズリーグのマラガ戦を見た感じでは新しいチームづくりがほぼ完成形に至ったんではないかと思えた。

香川が抜けることを想定してマルコ・ロイスを獲得したし(逆かもしれないけど)ゲッツェはさらに成長してるし、シーズン途中にはシャヒンも戻ってきた。ま、シャヒンはこの充実ぶりに出番がないようだが。今シーズン当初はまだまだ構築途上という感じだったが(なもんで、ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンに独走優勝を許してしまったが)チャンピオンズリーグのクオーターファイナル(1stレグ)、スペインのマラガとの一戦を見ていると、モデルチャンジはほぼ完成に至って来たんじゃないかと。このアウェイでのマラガ戦でも、4-4-2の3ラインをきっちり作って(TVでは4-2-3-1とフォーメーション図を表示していたが、中盤フラットの4-4-2だった)どっしりとした実にいい戦い方だったんじゃないか。最終ラインの4人も、むやみな押し上げをせずきっちりスペースを消して、しかし全体を非常にコンパクトに保つラインコントロールはお見事。中盤フラットの4枚もきっちりスペースを埋めるが、チャンスとなると2トップを含めて最低でも4人、5人、ないしは6人が相手ゴール前に迫る。
ちなみに日本のクラブでは中盤フラットの4-4-2って、見たことはあるけれども上手くいった試しがないんじゃないか。大体が歴史的に見ても4-4-2といっても当初はブラジルの影響が強い中盤スクェアな(ボックス型)4-4-2が多く、その他、トップ下に1枚を配置するダイヤモンド型とか、中盤前目をワイドに開く台形とか、大体そういう感じだ。4-4-2ったって、実にいろいろがある。いつか日本のクラブでも中盤フラットの4-4-2を見てみたいね。攻撃に出るタイミングが非常に難しいと思うんだよね。もちろん中盤守備のバランスも。4枚のうち、誰が守備的で誰が攻撃的…などと言ってるうちは無理だろうな。
というわけで、アウェイでのマラガ戦は特に前半はドルトムントが非常にいいパフォーマンスで楽しませてもらった。後半は疲れやらフィニッシュの甘さというか若さというか、結局ゴールを奪えず、マラガもイーブンの内容に持ち込んで、最終的にはマラガ、ドルトムントとも納得のスコアレスドローというリザルトとなったが。今週の2ndレグでの再戦が実に楽しみ。明日の夜中というか、日本時間では明後日の早朝。ガラタサライVSレアル・マドリーもあるが、私はドルトムントVSマラガを見るぞ。

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