日本チームは結局、コンディションがよくないと…

日本チームは運動量と身体のキレで相手を上回らないと、肝心のポゼッションが機能しないことがあらためて明らかになったと言えるだろ?? 今大会の結果を疲労やコンディションのせいにするわけではないが、冷静に考えてそういうこと。

気温40度のカタールから移動してきて(移動を含めて中3日)のブラジル戦、中3日でイタリア戦、中2日でメキシコ戦。メキシコ戦は、本田圭佑は動けてないし、足元のボールをロストしまくりだし、香川もドリブルを突かれるシーンが目についたし、日本チームは相手を上回る運動量が現状システムの鍵みたいなもんなんじゃないか。そういう意味ではコンディショニングがきわめて重要になるが、そこは4年前(2010年ワールドカップ・南アフリカ大会)と大差ないところ。あの時は高地対策が奏功して、いい戦いができた。が、それでも、そういうのはグループリーグの3戦止まり。グループリーグを突破しても、その後の戦いをどうするのかという部分においては、まだ未知の領域。

今回のコンフェデレーションズカップのハイライト番組の中で、サッカー経験者であるコメンテーターが、スペインを評して、ボールの奪い返すところがキモみたいなことを(今さらながらに!!)偉そうに語っていたが、そんなのはとっくにわかりきったこと。そこが日本選手にはスキルや技術が足りないので、余計に運動量でカバーするしかないわけで。だからそこが落ちれば途端に不利な状況になる。では、そのスペインばりのボール奪取(奪い返し)能力が浸透していくのはどれくらい先かと問われれば、、、それはわかんない。全然わかんない。ただ、すぐということはありえないのは、わかる。。。それも文化の一端だから。一部の選手だけがコツをつかんでも無理で、コーチングスタッフも若年層の指導者も、そういう部分が浸透していかないことには無理。だとすると、絶望的に長い年月が必要な気もしてくるが、もしかしたら劇的に進化するかもしれない。

私は岡崎選手について技術的に見劣りすると、どっちかというと批判的なことを書いてきた。しかし今大会の岡崎のパフォーマンスは素晴らしかった。守備でも攻撃でも。実際、2ゴールをあげているし、PK奪取もあった。もちろん、相手ゴール前での技術的な高さや正確さがあればもっと活躍できるのになぁという思いを抱くシーンもあったが…それでもチームのために献身的に動き回り身体を張り、本田と香川の裏からゴールをめざすプレーは非常に素晴らしかった。だから清武や乾も、あれくらいやってくれないと困るわけ。技術的には岡崎よりも明らかに上なんだから、そこに岡崎並の意識の高さと献身性が加われば、これは選手層が厚くなったと言えるんだが。

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