クロスが80何本だってぇ!??

数える方も数える方だが、プレスも、観戦してる方も。81本説もあれば84本説もあれば(スタッツでは81本か??)いや~細かい末尾はどうでもいいや。とにかく1分に1本はクロスが飛んだということで。マンチェスター・ユナイテッドの昨夜の試合。

マタまでがクロス、クロス…ろくに中を見ずに(?)クロス、クロス…
何なんっすか、これ?? 中を固めてるからっていって、中を固めてりゃぁサイドには容易にボールを置けるよね、そこから放りこみ一辺倒。海外メディアによると、5大リーグの過去4シーズンの最多記録を10本以上、上回ってんだそうだ。中からと外からというブレンド(?)など全く無し。仮にクロスばっかりだとしても、中に相手の人数が多いのを釣り出すとかも無し。イマジネーション無し。
まぁ、アウェイのフルハムもまんまと先制しちゃったんで、ひきこもって(6バックのラインになってる場面も多々)という状況もあったんだが、それにしてもクロスを放り込みゃぁ何とかなるって、一体いつの時代かよ。ルーニーやマタがいても、これだけ最優先でクロス放り込みを延々続けてんだから、これはそういう指示だったんだろ。最後の方は、中盤セントラルを1枚にして、2トップに2列め4枚とか。それでロスタイムに追いつかれてりゃ、しょうがねぇだろうってば。
多分それでも、2ゴール捻じ込んで一旦は逆転したんだから、この攻撃はよかった(功を奏した)って、マジに思ってるんだろうな、モイーズ監督。実際、やれることは全てやった…とかコメントしてるし。
あ、そういう内容なんで、当然にして香川はベンチには居たが投入されません。香川が使われないのはクロスを蹴らない(クロスを最優先しない)からっていう要素が大きいのがよぉ~くわかったよ。それが収穫だな。…ま、それだけじゃないのはわかってるが、しかし思ってた以上にフットボール観やビジョンが大きく大きく乖離してるのは、なおいっそう明確になった。今ごろ、今日の時代に、こういう監督がいることが驚き。もはやユナイテッドは完全にネタと化してるよね。
この試合はみんな見た方がいいかも。いい教科書。…反面教師としての。

でも、イングランドじゃぁ、あの嵐のようなクロス一辺倒の放り込み前近代的フットボールが、例えば、勇気あるとか情熱があるとか、喜んでいそうな気もしないではない。だからイングランド・プレミアリーグは肉弾戦で迫力あって世界中で人気がある(?)(…視聴者が多い)けれども、イングランド・ナショナルチームはもうずっとナンなんじゃないのか。

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