ワールドカップ中だが熱かった昨夜のJ2首位攻防戦。

2014.06.22

日本時間一昨夜のスイスVSフランスは2-5という派手なスコアで、フランスが5点も取ってしまったんだが、5点も入ってしまったのには当然の要因がある。

スイスのセンターバックの1人が序盤にケガでリタイヤしたことはもちろん大きな要素ではあるが、それによってセンターバック2枚の連携や距離が非常に難しくなって、狭めているのにその間を突破されるという体たらくではあったのだが、問題はそれよりも前、中盤深いエリア（バイタルエリアやミドルサード）でのスイスの守備に問題が大アリ。全然フィルターがかかってないし、中盤サイドの選手もフランスのサイドの起点を潰しにいかないので、フランスは楽々と、バイタルを攻略…なんていう前にスイスのゴール前でシュートチャンスを迎えるという。失点の多い日本チームでもちょっとお目にかかれない守備であったかと。一般的にはそういうハナシはどうでもいいんだろうが、ゴールが多く入って日本の試合とは違う…とか言われちゃうんだろうが、まぁそういうところですね。

ワールドカップ中だが以下はJリーグネタ。
一昨夜、突然、柏レイソルの田中順也がスポルティング・リスボンへの移籍合意というニュースが駆け巡り…。地元紙でも20日にリスボン入りしたとか報じているが、当の本人はチームのキャンプで韓国に居るんですが、、、って話。その後の続報もなく…昨日も何かないか気にしておったんだが。仕事しなよ、メディアさんよ。スポルティング・リスボンといえば、2010年ワールドカップ後に松井の移籍が決まりかけてた（当時、松井が所属していた某フランスのクラブが移籍金吊り上げして破談になったとか…）ポルトガルのトップ3のクラブ。行けるものなら、行って欲しいんだが。
なんかさ、海外クラブでプレーする日本選手が増えたって言っても、今大会の日本チームを見てりゃぁそんなんどうでもいいじゃねぇか…的な声もあるんだが、だからね、発想が貧困なんじゃないかと。
昨夜のNHKの○○○○スポーツとかいう番組で、某元プロ野球選手が、サッカーこそワールドスポーツだと思う…国内では野球のほうが人気だと思ってます…と言ってたそうだが、一応何がワールドスポーツ（グルーバルスポーツ）なのかわかってきたというか、NHKでフットボール関係者でない人が発言するのは結構なこと。国内では云々については、言いたいこともあるが、まぁそのうちハッキリしてくるでしょう。代表人気があるだけでJリーグはサッパリだとか、代表なんで（ナショナリズムのおかげで）人気があるわけで日本人はサッカーは大して好きでも興味があるわけでもないとか、いろいろヤカマシイが、これまでと同じような尺度とか感覚で語ってもらってちゃぁ話にならない。子ども世代を少しでも見てみればいい。あと、大人世代も相当に変わってきている。実は変わっていないのは（変わっていなかったり努力が足らないのは）フットボール関係者（いわゆる背広組）の方だったりして。

昨夜のJ2首位攻防戦…というには勝点が既に14ポイント（!）も離れているんで1位と2位の対戦っていう程度の表現にするべきだろうが、ともかくそのジュビロ磐田VS湘南ベルマーレは密かに注目していたんだが、両チームともアグレッシブでスピーディで、テンポの速い試合で見所が多かった。こういう試合内容も一般の方々にも伝えられたら、もっとフットボールへの見方や文化度も高まるんだけどな。湘南ベルマーレはアウェイにもかかわらずジュビロを撃破。2位に勝点差17ポイントをつけて独走状態。夏場に差しかかって来ても運動量もスピードも落ちないし、バランスもスピードアップのタイミングも思ったほどには崩れて来ない。昨シーズンJ1を降格したわけだが、スーパーな選手は居ないものの、このフットボールがJ1で展開されたらどうなるんだろう…という興味は大いにありますね。
この試合の実況アナウンサー、試合内容もスタジアムも熱い雰囲気で、なかなかいい中継ではあったんだが、主導権を握っています…とか、押されている（押されていた）…とか、ごく短時間の自身の印象（?）でもってそういう短絡的な表現を使うのはちょっと。

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