天皇杯3回戦、J1クラブ対J2クラブ。

昨夜は天皇杯3回戦が各地で行われ、J1クラブ18クラブのうち、この3回戦で6クラブが姿を消すことになった。既に2回戦で3クラブが姿を消しており、半数が敗退したことになる。ま、3回戦のカードのうち1つはJ1同士の対戦だったんだが、しかしつまりは5クラブがJ2クラブとの対戦で敗退したと。

J2クラブとの対戦で、90分で敗退したのが2クラブ、延長戦で敗退したのが2クラブ、PK戦で敗退したのが1クラブ、という中身。90分で敗退したクラブについては普通に情けないと言わざるをえないが(しかも、J1は土曜日に試合があり、J2は日曜日に試合があったんで、J2クラブは1日休養が少ないし、その上、全てアウェイへの移動を強いられている状況での昨夜の試合…)感じたことは、1つには、J1クラブ側は総じて、サブのメンバーを大量起用しており、その中でコンビネーションとかは難しいのはわかるが、個の力の発揮度がまだまだ低いということ。もっと何とかして見せなきゃ。J1クラブの選手でしょ。そこが決定的に不足。あともう1つは、J2クラブの選手も、やはり技術等は結構高いっていうことと、これを上手く使って引き出して…そういう采配をふるえるコーチ、監督がいれば、もっと行ける、もっとやれるっていうこと。その可能性を大いに感じた。例えば日本サッカー協会のS級コーチライセンスを保有している指導者の数はもはや相当数に上るが、「ライセンス」の問題ではなくて、プロフェッショナルなコーチとしてのスキルの問題。ここはまだまだ相当に遅れているというか、伸びていないと思われるわけで、選手たちの技術やスキルや経験の伸びとマッチしていないんじゃないか…という感覚を持つ。まぁ、我々が勝手にそういうことを言うのは簡単なことであって、現場で奮闘されている方々には申し訳ないのだが。

あと、基本的にJ1クラブのホームスタジアムで開催しているが、中には相当にアクセスの悪いスタジアムもあるわけで。ミッドウイークの夜の試合、アクセスのよいスタジアムで開催した方がいいんじゃないか。Jリーグ戦じゃないのに、J1クラブのホームスタジアムにこだわる理由が、理解できない。観客が少しでも増えなくていいのか?? 天皇杯は日本サッカー協会の主催大会でJリーグではないが、それに試合「主管」は各都道府県サッカー協会だが、それだけになお一層、そこら辺の真剣度が感じられない。

あ、J1クラブがこんな臨み方なんで、天皇杯優勝チーム(カップ・ウイナー)にACL(アジア・チャンピオンズリーグ)出場権を与えるっていうのは、ちょっと考えものじゃないか。むしろ、ナビスコカップのウイナーの方が、適当かもしれないですよ。

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