2004年のアテネ・オリンピック-アジア最終予選…

昨年暮れに、夜中にテレビ朝日が「U-23日本代表 五輪最終予選激闘譜」なるものをやってたので(フルタイムではなく、大幅短縮版だが)録画。まず見たのは、2004年のアテネ・オリンピックのアジア最終予選「UAEラウンド」(この時は2セントラル方式)最終戦のUAE戦。2004年3月5日の試合。日本が終了間際の2ゴールで勝った試合。

この試合の前まで、日本は初戦でバーレーンとドローやっちゃって、UAEの方が(UAEは2連勝)2ポイント差で上位だったんだよね。だからこの試合はアウェイといえども、どうしても勝たなくてはならなかったという試合。結果的にはいい形で「UAEラウンド」を終えて日本へ帰ることができたんだが、実は「日本ラウンド」でも初戦でバーレーンに敗戦食らって、UAEに勝点で並ばれてしまい、さらには(UAEと入れ替わって)今度はバーレーンに並ばれてしまい、最終戦のUAE戦に勝っても、このグループ最弱のレバノンと最終戦で対戦するバーレーンの結果次第では出場権を逃すというヤバさではあったんだが、、、UAEに帯同しなかった大久保のゴールで快勝し、バーレーンもレバノンにドローで幸いな結果になったというもの。
つい先日、この時のU-23はいいチームと書いたが、その感想を書いた壮行試合の4ヶ月前にはメチャ悪戦苦闘しておったという次第。UAEではコンディションを崩した選手が続出で、その点もあって普段のパフォーマンスが発揮できなかったんだが、相当ヒヤヒヤの勝利ではあった。UAEの選手のシュートミスというか、シュート技術・スキルの拙さに助けられた場面も多々あり。だが、UAEの展開の大きさとか縦の突破とかを見てると、現在フル代表の監督であるハリルホジッチの描くフットボールは、日本よりもこの試合のUAE的な基本スタイルというより感覚というか潜在的指向というか、あるいは根幹的な性格というか(そっちの方が上だとか、どっちがベターだということではなく…あくまで感覚の違い的なこと…)そっちの方がハリルホジッチの描くフットボールに合ってるかもな、、、などと、見ながらちょっと思ったりした。日本のフットボールに合わないとは言わないが、日本のフットボールも、根幹的特性の優れたところは維持し高めつつ、新たな部分を体得しなくてはならないんだが、それはわかってるんだが。

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