日本サッカー協会会長選挙で秋春制が取り上げられているようだが。

日本サッカー協会会長選挙は、1月31日の臨時評議員会で投票が行われて次期会長が決まることになってるが、候補者から2019年からJリーグへの秋春制を導入が打ち出されたりしている。ヨーロッパのスケジュールに合わせやすいということはあるし、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)も秋春制への移行の動きもあったりするし、秋春制そのものについて反対ではないんだが、冬にスタジアムで観戦してことがあるんですかね…とは伺いたいものだ。

貴賓室じゃないぞ、一般のスタンドで、ってこと。
そもそも昨年から導入(再導入)した「2ステージ制」そのものが、秋春制へ移行の布石と見ている向きも多い。私自身は、そういう部分が全くないとは思わないが、そこまで深読みはしてないんだが。
だけど、スタジアムに寒さ対策をしないと観客減りますよ。そうでなくても、冬に屋外でスポーツ観戦なんていう習慣が根幹的には欠如している(というか無い)国なんだから。スタジアムの寒さ対策に日本サッカー協会として支援とかしないのか。また自治体所有のスタジアムだからってことで自治体に要求するのか、その辺にも言及して欲しいものだ。
また、秋春制といっても、現行(いわゆる春秋制)でも12月にも試合をし、元日に天皇杯ファイナルがあり、それに次のシーズンの開幕が2月なんだから、秋春制になっても年間カレンダーが大きく変わるわけではないだろう、ってこともある。実質的にはほとんど同じなんではないか、、、12月中旬くらいに「ウインターブレイク」に入って、2月に再開と読み替えれば。だから、秋春制と聞くと真冬に試合するんだと勘違いも生じてるかもしれないんで、もうちょっとアウトラインなり構想を示すべきではないのか。それと、シーズン終了から翌シーズン開幕までの間隔をどう考えているのか。現行のカレンダーとそう変わらないとしたら、シーズン終了から新シーズン開幕までのインターバルは2週間とか、せいぜい3週間しかない感じだぞ。そんな短い期間で、チーム編成だとかスポンサー対応だとか経営系の部分がやれるのか。試合だけやってんじゃないんだぞ…って誰かが言ったが、まさにそのとおりで。そういうことも踏まえ念頭に置いた上で、秋春制って言ってんのかね。はなはだ疑わしいんだが。まがりなりにも年間予算200億円もの日本最大のスポーツ組織のトップ候補の(一種の)プレゼンなんだろ。もうちょっと奥深く、思慮深くやって欲しい。

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