やっぱり地上波で中継する試合はフットボール・スタジアムで。

昨日の天皇杯ファイナルの舞台は、吹田サッカースタジアム。地上波で中継する試合は、やはり、フットボール・スタジアムを会場に選ぶべきだろう。中継を見た人からも、ヨーロッパみたい…という声があがっておりましたよ。もう、そういう方針にしてしまいませんかね。

でも、2月のゼロックス・スーパーカップは横酷なんだよなぁ。スーパーカップを戦う鹿島アントラーズも浦和レッズも、どちらもフットボール・スタジアムがホームスタジアムなのに。ただま、スーパーカップは中立スタジアムで開催するもんだけどね。どちらかのホームスタジアムで、、、ということには、ならないが。

天皇杯ファイナルだが、大方の予想どおり、川崎フロンターレは鹿島アントラーズの牙城を破れず、という結末。アントラーズは11月下旬(Jリーグ・チャンピオンシップ)から10戦めで疲労困憊だし、フロンターレも、こちらは休養十分と見る向きもあるかもしれないが、天皇杯クオーターファイナルから過密日程で3戦めだし、どっちもコンディションが十分でない状況。そういう部分もあって、私的にはやや物足らない試合内容だったんだが。
ちなみに来年の天皇杯は、12月下旬はセミファイナルから、になる。ファイナルまで1週間ほど時間が空くので、コンディションは明確に向上するだろう。
アントラーズは4-4のゾーン守備を敷きつつも、ボールホルダーに対しては激しくマンマーク的に潰しに行くという戦い方が、クラブ・ワールドカップを経て磨かれている感。フロンターレがパスミスが増えて来ると、すかさずゾーンの網を徹底する方針に切り替える(?)という、臨機応変の戦いぶり。あとはフィニッシュの1つ前のボールの精度やパスワークのクオリティが、アントラーズの方が上回ってましたね。対してフロンターレは、やっとラストパスに持って行った感のシーンが多かった。
延長戦にもつれたが、全体的に疲労で動けなくなってきたものの、"全体的に" ペースを整える(?)という試合運びで、そこに、クラブ・ワールドカップのファイナルで一発狙いで投入したファブシリオをここでも投入して、それでまんまと決勝ゴルを捻じ込んだんだから、いろいろ冴えております。
こういう風に鹿島アントラーズのような戦い方ができるクラブが、あと2つ、3つ出て来てくれれば、Jリーグの戦いに深みや幅が出て来るんじゃないかと思うが。ま、日本では、自分たちのサッカー…だとか、攻撃的なサッカー…だとか、(多少失点しても)ゴールを奪いに行く(奪いに行き続ける)サッカー…だとか、そういうのをもてはやす傾向はあるんで(…それってクライフかよ??と思ってしまったりするが、クライフが言ってんのとはちょっと次元が違うんじゃないか)まぁどうなりますかね。アントラーズだって攻撃的じゃないわけじゃない、と思うが。
アントラーズはやはりフィニッシャー(ストライカー)の部分が強化されれば、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)で期待できると思うんだか。これまではACLではあまり満足のいく戦績ではなかったし、今年は存在感を見せて欲しいが。
あと、クラブ・ワールドカップで培ったというか学習したというか、それを維持できるかどうか。これまでも度々書いているが、継続してそういう場なり機会が得られないんで。日本は、アジアは。

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