ヴァンラーレ八戸、J3昇格濃厚…県単位とすべきっていう発想は根幹的に的外れなんだよね。

ザルツブルクの南野は、日本時間今朝のアウェイ戦でスコアレスの状況でヨーロッパリーグから中2日で途中出場。ジョーカーを託された役割を十分理解し、試合終盤、ゴリゴリとドリブリングでゴール前に進み、角度の無い所からの左足シュート、、、相手ゴールキーパーが弾いたところを味方が決めてゴールマウスをこじ開ける。アディショナルタイムには、ペナルティエリア外でドリブリングから味方の2トップにラストパスを出すフェイクから2トップ左とクロスするようにそのままドリブリング、ディフェンダーを交わして左足フィニッシュ。どちらも実にいいゴール。
ゴール前の密集した状況や足元ゴチャゴチャした状況でもシュートまで持って行けるタイプはインターナショナル・レベルではこれまでなかなか居なかったし、中島翔哉や堂安もそうだが、ワンタッチで抜け出したりフリーの状態からのドリブルシュートではなく、ディフェンダーが前に居てもドリブリングからシュートが打てる点もそう。そろそろオーストリア脱出となりますか…

さて、JFLではヴァンラーレ八戸が4位以内を確定させ、来シーズンJ3昇格となりそう。もう1つのJ3昇格候補のFC今治は5位に転落してしまい、残り1節を勝って他力での4位以内を期待するしかない状況に。FC今治にはJ3昇格を期待する向きが多いだろうが、J3は奇数チームで争われており、昇格が1つなら偶数でのリーグ戦というマトモな形になるんではあるが。
ヴァンラーレ八戸のJ3昇格により、東北地方の全県にJリーグクラブが存在することとなる。何地方の全県に云々ということはあまり重要な視点でもないように私には思えるが、それでもね。もっとも、青森県には八戸以外にも青森、弘前とJリーグをめざすクラブがあり、八戸だとか青森だとか弘前だとか言ってないで青森県として1つにまとめたら(まとめる方が)イイんじゃないか、、、というような意見がちょこちょこ見られるんだが、既にそういう発想からして何かに毒されておりますよ。もちろん経済圏の点から…という意見ではあるかもしれないが、それでも県単位で何事も考えてしまうというのが的外れ。文化圏で考えましょうよ。本来、スポーツ文化、フットボールクラブ(チーム)というのは、そういうものであるハナシですよ。
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