レアル・マドリードとのスーパーカップでの鎌田はどうだった…
2022.08.11
チャンピオンズリーグ優勝のレアル・マドリードとヨーロッパリーグ優勝のフランクフルトが対戦するUEFAスーパーカップが日本時間本日未明に行われ、ま、試合の方はレアルが順当勝ち。
(後半立ち上がりから、特にギアを入れたわけでも、やり方を変えたわけでもなく、緻密なコーチングがあったわけでもなかろうに、フランクフルトが全然前へ行けなくなり、プレスもかけられなくなった光景は、世界トップのクラスの一面を見させていただいた感じだ…)
フランクフルトは、コスティッチがこの試合に出場しないことが発表されており、とうとうコスティッチも移籍で居なくなるわけだ。(ユベントスへ移籍…)
また、ブンデスリーガ開幕戦ではプレー機会が無かった鎌田は、この試合でスタメン起用が確実視されていたので、いわば(ある種の)華試合ではあるが、一応カップのかかった公式戦でレアル相手に鎌田がどういうパフォーマンスを見せるのか…ってところっすなぁ。
その鎌田は、1トップ・2シャドーのシャドーの一角に。ゲッツェはベンチ。
ふ~ん、フランクフルトのグラスナー監督は鎌田の中盤センターは信用してないっていうか、あくまでゲッツェか鎌田か…ってことなのね。
しかしドイツじゃゲッツェがいまだに買われてるんだなぁ…と。
その鎌田、レアルの中盤の間を(レアルのプレスが本気ではなかったとは言え…)巧みなボールタッチでスイスイとドリブリングで突き進んで見せたり(ワンタッチで2人を置き去りにしたシーンもあった…)右サイドから味方のアウトのスルーパスにゴール正面へ抜け出してゴールキーパーと1対1になったが、左足シュートはコースが甘くクルトワにセーブされてしまうモッタイナイ場面も。
ま、ゴール裏カメラからの映像だと、フィニッシュ位置は結構ゴール左の角度がやや厳しい位置だったようだし、右からレアルの選手が寄せて来ていたし、何しろ相手がクルトワだし、言うほど簡単なフィニッシュではなかったと思われるが、それでもな、、、実に惜しかった。
(ディフェンダーとゴールキーパーの言わずもがなの連携でもってフィニッシュに対して制限かけていた…という高度なレベルとも言えるんじゃないか。)
あと、斜め後方からの味方のグラウンダーのパスを、ワンタッチで浮かしてカゼミーロ(?)を滑らせて持ち出してのスルーパスの(スルーパスを受けた左サイドの選手からのワンタッチ折り返しはブロックされてしまったが…)シーンは、ありゃ見ものだった(笑)
後半、フランクフルトは早めの時間帯に2枚替え。ゲッツェが入り鎌田は0.5列低い位置に。相変わらず、ボールを失うこともなく、いいパス、クオリティの高いボールを何本も繰り出し、レアルの選手のプレスも難なくいなして余裕すら感じさせるパフォーマンス。ま、レアルも2-0でリードしてるんで、こんなもんだろう。チャンピオンズリーグ本番やワールドカップ本大会じゃ、こういう空気と間合いのワケがなかろうけどな。
それでもワールドカップ本大会で、この鎌田をどう活かすか、使うか、っていうのは大きなテーマの1つなんだけどな。そういう芸当が森保監督たちにできるのかどうか、、、少なくとも南野にこだわっているよりは有用だと思われるんだが。
鎌田は守備でも、プレスバックして来て見事なパスカットのシーンもあったりで悪くないと思うんだが、グラスナー監督の中盤センターのプレイヤーの守備像がきっと(多分…絶対…)違うんだろう。
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