なかなか頑張ってたんじゃない? NHKの天皇杯中継。
2011.12.30
27日に国立競技場で行われた女子選手権のセミファイナル2試合を見ても思ったのだが、昨日の天皇杯セミファイナルと言い、さすがにNHK東京の中継は頑張ってたんじゃないだろうか。
リプレイも別アングルをすかさず(←これが重要)最低でも2つ、あるいは3つとたたみかける。ライブ中継のカメラの映像は基本的に使わず。あくまで別アングル優先。
選手やベンチの抜きも、あまり長くならず。
プレーが止まっているタイミングに、その試合のハイライトシーン(ゴールシーン)をすかさずインサート。
おお、ヨーロッパの中継みたいだったですよ…と言うと褒めすぎだが、十分に努力と姿勢は見られたよ。さすがNHK「東京」だな。
京都サンガFCは、普通にファイナル進出に値するパフォーマンス。J2終盤にチームができ上がってきて、終盤はそれが結果にも十分表れていた。チームのでき上がりが遅いかもしれないが、若い選手中心でチームのコンセプトというか方針を転換しての再構築なんで、そういう時期もあるだろう。むしろ半年でここまで仕上げてきた大木監督と、京都サンガの若い選手たちの力量を評価すべきでは。そんな流れで迎えた天皇杯も、ごく当然の勝ち上がりだろう。対戦したJ1のチームがふがいないと言えば確かにそうではあるが、そんなケチをつける気にならないほど、溌剌としてイマジネーションあるパフォーマンスで、昨日の試合も見ていて楽しい、時間経過が早い。ちょっと思ったのは、サイドアタッカーが1人でもいると、さらに強力になるんじゃないか。それと、若者ではないが、今シーズンからジェフ千葉から移籍加入した工藤浩平の技術とセンスの高さを京都サンガの試合を見るたびに再確認する。J1でゲームメイカーとして評判の高い何人かの選手たちと遜色ないというか、勝るとも劣らない。もっと高い評価を得るべき選手だと思う。
京都サンガはユースチームも充実度を増している。コンサドーレ札幌やヴィッセル神戸もそうだが、Jリーグのトップクラスのチームでなくてもユース世代が好選手を輩出してくると、そのクラブの将来は明るいし、仮に「優勝」とか優勝争いとかしなくても非常に楽しめることだろう。あとは、それをいかにビジネスに結び付けるかの手腕があれば、クラブとしての先行きは非常に明るいのではないか。
京都サンガの19歳の宮吉は、アーセナルにいる宮市よりも私なんかの注目度や関心は高い。そして18歳の久保がいる。久保は昨日の試合で延長戦に素晴らしいゴールを決めてみせた。
こうして若い選手がどんどん出てきて活躍する…そんなクラブじゃないとね。京都サンガが羨ましいし、来シーズンも楽しみ。元日の天皇杯ファイナル云々よりも、将来が今後が楽しみ。
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