溺愛



犬の飼い主には、してはいけないと言われている事が
いくつかあります。

自慢になりませんが、なな号は、その掟のひとつを、
思いっきり破っています。

それは、犬といっしょにベッドで寝る事です。

そのために、散歩の後は、石鹸で足を洗うだけでなく、
毛足の長いジャイは体全体を濡れタオルで拭きますし、
シャンプーもけっこうマメにします。

散歩では、ちょっと神経質な程、目を凝らし、汚いところは、
なるべく歩かせないようにもします。

何しろ、真冬は2匹とも、なな号のふとんに入ってきて、
左右脇の下で、丸くなって寝るので、汚いのは勘弁願いたいからです。
（じゃ、ふとんに入れるな...ですよね）

でも、脇腹で「くふぅ〜ん」なんて、ため息つきながら、
満足そうに、丸くなったりされると、幸せいっぱいの気分に
なっちまうんですなぁ。

しかし、けっこう気を使うんです。
寝返り、なかなかできません。

朝、目が覚めると、暖まり過ぎた犬達の体が、両腕に乗った状態で
ふとんから半分はみ出し、なな号はまるで、小人に縛られた
「ガリバー」のようになって固まっているときがあるんです。

「いててて...」
でも、2匹が気持ち良さそうにしているので、かわいそうで
すぐには動けなかったりして。

「ばっかじゃないの！」と家族に言われます。
たぶん、ほとんどの人が、同感していると、安易に想像できますが。



はい、母に心配される程、ジャイ＆アメリを溺愛しております。