捨てられた犬



たまたま3週間前に、撮影した写真ですが
実家で飼っていたこの犬「ニイ」が亡くなりました。

捨てられ、保護されて、里親募集中だったこの
トイプードルを、たまたま見学に行ったなな号の妹
はち号が、そのまま家に連れて帰って来たのでした。

一見小さくてて、とてもおとなしかったので
まだ元気だった母も、よく散歩に連れていってました。

ところがこの犬は時間が経つにつれ、実は、
抱き上げることも難しいほどの、噛む犬だった事が
わかったのです。

その上、家中マーキングしまくる。


一体どのように飼われていたのか...


はち号は、かなり悩みましたが、それでも
限りない愛情をニイに注ぎ続けました。

するといつのまにか、はち号が家にいる時は、
ストーカーか？と言われるほど、いつもはち号の姿を
探し、追いかけるほど、いじらしい犬に変身しました。

そして、マーキングもだいぶ減りました。

なな号の飼い犬ジャイも、はち号のことが大好きなので
ご寵愛を受ける、ニイに焼きもちは焼くものの
アメリも含め、初対面から3匹の犬達は、違和感なく
いっしょに時間を過ごすことができました。

それから5年、もらわれて来た時にすでに10歳は
越えていると思われたニイは、最近は心臓が弱って
薬を飲み続けていました。

平日は家に9時間、ひとりぼっちだったニイ。

かなり衰弱していたニイは、とうとう昨日
妹の帰りを待たず、ひとりで旅立ってしまいました。

なんて不憫な子....。

でも、最後の5年間は、とても幸せだったはず。


いっしょに住んでいたわけでもないのに、なな号
昨日から、ニイのことを考える度に、べそべそ泣いています。

これから仕事に出かけなければいけないのに、
顔がぐしゃぐしゃです。

やばいよ。

なな号、ほんとうに泣き虫です。

これは一生治らないなぁ。