月



夕方暗くなる前に、お散歩に出ました。


しかし、あまりの蒸し暑さに、ワンコ達も元気がない。

アメリは、虚ろな顔してる。




「じゃ、もう帰りましょ」と歩き出すと、満月に一歩手前の月が
暮れかかった空で、こうこうと輝いていました。



子供の頃、月を見上げながら歩くと、いつまでも
月が自分について移動してくる様に感じて、
とても不思議でした。

なぜいつまでも私についてくるの？
他の人にも、ついていくの？

でも、月はひとつだしなぁ....



なな号の近所は、電線がとても多く目立って
見上げる景色が美しくありません。

電線のない場所で、月を撮影してみようと歩き出したら
なぜか、月はどんどん逃げていきました。

子供の時はいつまでも付いてきてくれたのに。

なぜだろう...

なんか、ちょっと悲しかった。