![]()
レバノンのデビュタント。このドレスはなかなか着こなせないですよね……。
|
アドラーが合わせたのは、ピンクゴールドに合計27カラットのダイヤモンドのネックレス、ブレスレットとイヤリングのセット。ダウンのヘアスタイルも多い中、すっきりとまとめた髪に長く揺れるイヤリング、ホルターネックのスワロフスキーが美しくマッチしていました。
ひときわ目立っていたひとりが、女優のお嬢さんでロンドン在住の、ブラジルからのデビュタント。その、誰もがひきつけられるビビッドなアゼリア色のワンショルダードレスはバレンチノHC。アドラーはピンクゴールドに2つのオパールとサファイヤ、ダイヤのイヤリングと、ダイヤの入ったイエローゴールドのブレスレットを合わせました。
ドレス姿の彼女に、メディアのカメラマンたちは一斉にフラッシュを浴びせますが、彼女はまったく臆することもなく、ポーズを取っていました。それにしても、16歳でこの大人っぽさ・堂々としたふるまいは、ドレスや豪華な巻き髪、長身、抜群のスタイルという要因からだけではなく、いったいどこから来るものなのでしょうか……(少しでも大人っぽさを分けて欲しい私なのでした)。
今回、日本からのデビュタントは、政治家をお父様に持つ19歳の大学生。カルバンHCのドレスは、ストラップのないオーガンザサテンの黒いドレスに、レース刺繍のベストを重ね合わせると、セクシーさに上品な味が加わります。微妙にバルーンのような加工のすそからくるぶしが見える長さでした。東京にもブティックを持つジュエラー、アドラーによる計57カラットの趣向を凝らしたイエローダイヤモンドとセットのイエローゴールドジュエリーが、黒いドレスを華やかに引き立てました。
![]()
間もなく始まる舞踏会を待つテーブルセッティング。
|
ベルサーチのクチュールドレスでのデビューは、ロシアとイタリアの血を継ぐ19歳の伯爵令嬢。イタリアを代表するカーブランド、Fiat創始者の孫でもあります。はちみつ色の≪幻覚≫という名のチュールは、涙のしずく型の透明なクリスタルビーズで刺繍が施されて、ドレープの入ったビスチェの外側から、これも刺繍がされたスカートが流れ落ちています。これにアドラーが合わせたのは、ホワイトゴールドのネックレスと楕円カットのダイヤモンド、そしてイヤリングでした。
一流HCドレスと言っても、超豪華絢爛というより、細部に工夫と創造性を凝らしたものなのですね。
いつか(いつ?)そんなHCを着られる、いえ、着こなせる日が来ることを願っている私なのでした。