ライトアップされた姿が美しい夜の市庁舎。手前の広場ではクリスマス市で賑わっています。
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そんな冬のウィーンは舞踏会シーズン。週末ともなると市内のあちこちで舞踏会が開かれますが、数ある舞踏会の中でも美しいひとつといわれているのが、ラートハウスで開かれる「花の舞踏会」です。ラートハウスとは“市庁舎”。100年以上の歴史を持ち100メートル近い尖塔が立つ、ネオゴシック建築様式の市庁舎とはいえ大変美しい建物です。夜になるとライトアップされ、さらにその姿が美しく浮かび上がります。市庁舎前広場は、クリスマス前には毎年クリスマス市で賑わい、冬はスケートリンクが出現。春には大きなスクリーンが設置されて音楽祭が開かれたりなど、市民の憩いの場所でもあります。
クリスマス市でみんなが飲むのが……温めたワイン! ウィーンならではの習慣です。
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デビュタントとは、貴族文化華やかな中世の頃より、王侯貴族の子女が舞踏会で社交界にお披露目をした、その伝統が受け継がれたものです。共和国となったオーストリアでは、現代でこそ“王侯貴族の”という限定は例外を除きなくなったものの、デビュタントとして舞踏会に参加するためにはやはり、さまざまな資格があります。
それでは次回から日本人デビュタントたちの奮闘ぶり(?)を、素敵な「花の舞踏会」と共に、ご紹介して参ります。