昨夜は厳しかったU-17。
2013.10.25
なんだか日本国内でも各方面で絶賛の嵐のようなU-17だが(本当にみんな見てんのかね…)昨夜のグループリーグ第3戦は、過去2戦と違って厳しい展開となった。それでもロスタイムに逆転ゴールで勝っちゃったんで、それを忘れがちになるんだが(笑)
対戦相手のチュニジアもグループリーグで2連勝しており、どんなんだろう(手強いんだろう)と思っていたが、ちょっと想像以上だったかも。とにかく(今大会の日本チームの選手がみんな身長がないとは言え)身体が大きく、身体を寄せてくる。日本選手が抜け出しても追いついて寄せて来る。当然足も長い。通ったと思うダイヤゴナルのスルーパスでも、粘り強く遅れながらもスライディングで足を伸ばして切ってくる。…等々というのもあるし、それと、これは対策をとってきたということなのかどうか、イマイチわからないのだが(チュニジアの試合を見てないので)2ラインの守備網を敷いてスペースをなくし、ボールを受けた選手や走り込む選手にはマンマークで寄せるという戦術で、なかなか過去2戦のようなダイナミックなテンポよいパス回しができない。そこに居る(はず)と思ったところにパスを出すと、これまでと違ってそこに動いてなかった(動けないでいた)り。まぁ、対策ではあるんだろうな。この後はトーナメントになるが、ますますこういう戦い方で来ることは想定される。
でもって、それでも惜しいゴールチャンスは1つ2つありながら、前半終了間際にこれは完全に崩されて(8人くらい自軍ペナルティエリアに居たのに)振り回されて、ペナルティエリアの外からズドンと叩き込まれて失点。
後半もこりゃ相当苦労するなと思っていたが、段々チュニジアの選手が動けなくなって行き(後で聞けば気温30°以上だったようで)それでも惜しいシュートがポストに当たるなどゴールマウスをこじ開けられなかったが、ようやく87分になってダイヤゴナルのスルーパスから捻じ込んで同点に。さらにロスタイムに、今度は完全に崩して決勝ゴールを奪ってみせたのはお見事。誰かが身体と心を打ち砕くパスサッカーとか言ってたが、まぁこの試合では結果的にそうかもしれないが、最後がよかったんでカタルシスとなったけれども、やはり今大会の今後に不安というか楽しみというか、そういうことっすね。
ま、これでグループ1位となり(引き分けでも1位だったと思うので、そこをさらにねじ伏せたっていうのは素晴らしいと思う)今大会無双中のブラジルとは違う山になった。トーナメント1回戦(Round of 16)を勝てば、その次はホンジュラスorウズベキスタンというところまでは既に決まっている。
それと、U-17日本代表の吉武監督は、この試合でもって全選手をプレーさせたことになり、起用するポジションもかなり変えたりして、経験を積ませることに余念がなかった。その采配は(そういうことするから苦戦するんじゃんか、という声や意見もあるかもしれないが…)育成年代の指導者として、結果は別として立派というべきなんじゃないか。
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