カップ戦は「チャンピオン」じゃなくて…

元日の天皇杯ファイナルのことを書いてなかったんで、今日はそちらを。

まぁ予想どおりの寂しい内容の試合だったかな、というのが率直な感想。何気に横浜F・マリノスに優勝させてやりたい空気感があったので、妥当な結果かもしれない。サンフレッチェ広島の左サイドを弱点とみて小林祐三が何度もドリブル突破を仕掛けていたのは、スカウティング(分析)の成果だろう(我々も知ってることだし、セミファイナルを見ていても少なからずそう見ていた方も多いだろう…)と思うんだな。その証拠に、右サイドバックの小林祐三のドリブルの仕掛けから先制点を奪った後は、とんと仕掛けに行かずに抑え気味にシフトチェンジしてたし。
ただ、横浜F・マリノスもサンフレッチェ広島も、今年はACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出場するわけだが、この内容とやり方だと相当に厳しいだろうな。横浜F・マリノスの方は、まずは強固なストライカーが3名くらい必要だろう。サンフレッチェ広島の方は、もしかしたらこの試合の臨み方(戦略)はACLでの戦い方をにらんでのことだったのかと試合中に推察したりもしていたんだが、全然関係なく単に疲労とかで現実的なプランを描いていただけなのかもしれない。ただ、ACLでも、決してひきこもるということではないが、こういうバランスになることは十分にあるわけで、その際にどうやって効果的・効率的な攻撃を繰り出せるかが見えて来ない。ジョーカーも3~4枚必要。
NHKの中継はまぁまぁだったが、実況アナウンサーが「天皇杯チャンピオン」と呼ぶのには違和感。まぁ「日本一」を連呼するよりはずっといいけども。「チャンピオン」はリーグ戦の優勝者に与えらえれる称号。カップ戦は「カップウイナー」「ウイナー」と称するべき。そういう区別を付けるようになりたい。ま、元日の結果を報じる今朝のスポーツ紙などが相変わらず「日本一」という活字を何の考えもなく踊らせていることに比べれば、随分とマシというかマトモではある。実際、試合後のインタビューでも、中村俊輔がリーグ戦の方が…って言ってたでしょ。そういうこと。また、中村俊輔のコメントということで報じている某紙は、リーグ戦の仮はリーグ戦でしか返せない…というようなコメントをしたように記事にしており、おいおい、それって記者の妄想というか、実にステレオタイプなテキストですな。その記事を書いた記者さん、本当に中村俊輔からそういうコメントを引き出して書いたんっすかね。ちょっと(大いに)疑問だ。私が見ている限り、そういうコメントは発していないようですが。

来年の天皇杯ファイナルは、アジアカップが2015年1月に開催されることもあり、今年の12月13日に横浜国際で開催されることが発表済み。フットボールスタジアムでやって下さいよ。

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