優勝決定方式をコテコテいじると、さらに人気凋落するのが世の常。
2010.10.24
年間を通じて争う競技方法なのに、しかも長年なじんでいる方式が存在するのに、ちょっと人気や注目が下がってきたからといって慌てて優勝決定方式をいじったりすると、ロクなことがないものだ。そういうことを少なくとも私たちは知っている。
同じように、Jリーグの人気や社会的注目度がイマイチ右肩上がりにならないからといって(それはそもそも違う側面や要素での話なのに)そういう話になるとすぐにこれを出してくる人が結構いたりするのだが、過去に(Jリーグ開幕当初からしばらく続いていた)チャンピオンシップを復活させたらいいんじゃないか的な意見。それは絶対反対です。年間チャンピオンシップなのに1stステージ優勝だとか2ndステージ優勝だとか、そういう複雑なことをしないべきであって。そういうことをすると、両ステージの優勝チームとは別に年間で最も戦績の良かったチームが存在したりする、、、実際Jリーグでもそういうことがあった。それだと、一体どのチームが真のチャンピオンチームなのか、っていうことになる。
ま、長い人生いろんなものを見てきたけれども、大体、人気が低迷してきた場合とか行き詰まりになった場合にこういう風ないじり方をするもの。そして最初は(特に旧来メディアが囃し立てる競技種目に対しては)盛り上げてくれ、一般大衆も珍しいものだから一時は食いつくかもしれないが、すぐに急降下していくもの。そんなもんです。
さらにはシーズン(年間を通じたリーグ戦)の価値自体を自ら下げることにもなる。
「ポスト・シーズン」なんて呼ぶと聞こえはいいけどね。事情も市場も規模も違うのにアメリカのマネをするのもどうかね、というところだ。
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