天皇杯の日程について。

昨日は天皇杯のクオーターファイナル4試合が行われたが、名古屋グランパスのストイコヴィッチ監督が試合後のプレス会見で、リーグ終了後3週間も空く日程にひとくされ言及したとか。それは私も同感。この日、名古屋グランパスは鹿島アントラーズに敗退したが、その負け惜しみとは違う話だと思う。

ヨーロッパ各国でもリーグ終了後にカップ戦(協会カップ)のファイナルがあったりするが、3週間も空いたりしない。3週間も空くと、選手を一旦休養させて再召集することになるし、コンディションもバラツキが出るし、モチベーションも難しいし、試合勘の問題もある。実際、昨日の4試合とも、どの試合も低調な入りだった。こんなんでよいパフォーマンスができるわけがない。ケガの懸念も出る。
ましてや日本の場合、25日にクオーターファイナル、29日にセミファイナル、1月1日にファイナルと、今度はいきなり過密日程になる。ほんと、選手のコンディションやケガが心配。よくないよ。
ヨーロッパ各国のように、リーグ終了後はカップ戦のファイナルだけでいいんじゃないかと思うが、それでは既に風物詩となっている天皇杯のイメージが希薄になるとか、ファイナルに向けて盛り上がりが欠ける(つくりにくい)とか、もしそう言うのなら、リーグ戦をもうちょっと後ろへ引っ張るしかないのでは。もう2週間後ろに。

あともう1つ疑問に思っているのは、鹿島アントラーズやガンバ大阪はここまで全てホームスタジアムでの試合。一発勝負のカップ戦で、これでは不公平でしょ。どういう経緯でスタジアムは決まっているのか明らかにするべき。ホーム&アウェイではない一発勝負のカップ戦なのだから中立地での開催でどうかと思うが、それでは観客動員力の問題がある(だから対戦する両チームのどちらかのホームスタジアムで行う)というなら、開催スタジアム決定の公開抽選会でもやって欲しい。
また、中立地で行うのも私はよいと思うのだが(昨日はFC東京VSアビスパ福岡がどちらにも関係のない熊谷での開催だった)都道府県サッカー協会に開催立候補させて、その観客動員数とか運営を含めての実績を今後重視したり日本代表の試合開催を判断する材料にするとか、立候補自体を日本代表の試合の招致と絡めるとか、いろいろできるのではないか。
ちなみにセミファイナルは中立地開催みたいになっているが、1つは国立競技場でもう1つは静岡スタジアムで、これは近年ずっとそう。それもおかしい。トーナメント表を見た時に、あらかじめ勝ち上がりが期待されているチームがあるような印象を受ける。

ガンバ大阪VS浦和レッズの延長戦での宇佐美の決勝ゴルは、左サイドから中央に入ってきてルーカスの落としに右足トラップ、その右足の次の動き(運び)はシュートという、トラップからシュートまで時間を置かない見事なゴールだった。国際試合や海外の試合では、あれでもほんのわずか…気持ち時間がかかったことになるような気もしたが。

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