完全ターンオーバー。

なでしこ、昨夜のアルガルベカップ第2戦。「ターンオーバー」なる概念がずっと前からフットボール・フリークの中でも言われるようになって久しいが、日本のチームではなかなかそういうことは見られず…という中、佐々木監督はゴールキーパーを含む全選手を第1戦から完全ターンオーバー。TVライブ中継もされている試合で、日本のフットボールにおいては一応きわめて画期的な出来事だったんじゃないか。

当然、そのようにやりますよ…って話は日本サッカー協会の了解を得ているはずなんで、佐々木監督はこれまでも、なでしこジャパンという全国的に一般大衆も注目するチームでもって男子フル代表では誰にもそこまでやれない、そういうことをやってきたが(フル代表とは言え、女子にはスポンサーのご要望も少ないだろうけど…)まぁ結構おやりになりますね。大したもん。一方で、時期的にタイミングがよかったことも幸いしたんじゃないかと。フル代表の新監督が決まった(?)決まりそう(?)という話で世間の耳目を集めているし、その点でやりやすかったとは思う。あと、今回のアルガルベカップ自体、昨年までほどには注目されてないようだし、、、第1戦のTV視聴率を見ても。
とはいえ、地上波全国放送している試合だからな。

横山の素晴らしいゴールが話題になってるようだけど、横山はあれは得意なプレーでしょ、昔から。あれしかない…かも。あれを封じられたら、U-20の時もあまり活躍できなかったし。2010年のU-17女子ワールドカップでの5人抜きドリブルシュートもあったけど。
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でもスタメンで使えるレベルにはないな。その他のプレーがまだまだ全然。特にサイドハーフは無理だろう。最後の最後のジョーカーとして期待するか、くらいかと。永里についても同様かな。ただ、本当はフォワードで起用したいけどフィジカルや駆け引きの点で1列下で…というのは、よくある話だけど。

本来のボランチ(中盤セントラル)で起用された(これまで、しばしばサイドバックなどをやらされてきた)宇津木のパフォーマンスも非常に評判がよいようだが、モンペリエでキャプテンマークを巻いたりしてんだから、あれくらいやるだろ。っていうか、澤や宮間が居ない方が自分のプレーができるんじゃないか。
ちなみに、なでしこでは、本来は中盤セントラルとかのプレイメーカーなのにサイドバックをやらされてきた気の毒な系譜(?)があるが、宇津木もそうだし、この試合での上尾野辺もそう。上尾野辺はクラブじゃ10番を付けているプレイメーカーだよ。それだけ澤とか宮間とか坂口のポジションを脅かせなかった…とか言ってしまうのは、やや単純すぎる。ま、坂口の謎の得点力っていうのもあるが。
で、宇津木は早めに下げたのは、次の第3戦にスタメンで起用する準備ではないかと思うんだが、これがまた宮間と坂口だとガッカリしますな。

そうそう、昨夜の試合でもオフサイドの判定が相当酷かったな。レフェリーのスキル向上も意図してあちこちからレフェリーを呼んでいるようだが、一応のフル代表の試合を裁くレベルにはないんじゃないか。

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