J2-JFL入れ替え制、本当にやるんだよね。
2011.12.10
JFL(日本フットボールリーグ。実質J3と言ってもいいか)から、来シーズンは松本山雅FCとFC町田ゼルビアの2チームが昇格しそうなんで、そうなるとJ2は22チームに。
かねてよりグランドデザインではJ2を22チームにし、22チームになったところでJFLとの入れ替えを導入するという計画だった。12日のJリーグ臨時理事会で決定する見込みらしい。入れ替え制(降格制)がないと、どうしても全体レベルアップに支障を来たすので、ようやくJ2にも下部リーグ(JFL)への降格の危機が到来するわけで。これはいいことなんだが、J2各クラブにとっては非常に厳しい時代に突入することになる。J2でも経営が厳しいのに、JFLへ降格となると厳しいなんてもんじゃない。ただそれでも、これはやんないといけないことなんで。
ところで…これでJ1が18チーム、J2が22チーム。そんなにやたらめったらチーム数を増やしてどうするんだ、(チーム数が増え過ぎて選手層が薄まって)レベルが下がっているじゃないか、、、云々とかの批判や意見も少なくないが、それもわからなくはない(全否定するものではない)が、でもちょっと違う。こうして全国各地にトップリーグへの道筋をつくること(そういう戦略)を選択して進んできたわけで、それも一定評価できることであり。もちろんその戦略が絶対正しいとか、絶対間違いない(失敗しない)とか、そういうわけではない。ただ、そういう戦略で拡大(チーム数の拡大という意味ではなく、フットボール文化の拡大)をはかってきたわけで、それは今までのところ失敗しているとは言えない。ま、フットボール(サッカー)の場合は、国内で止まりではなく全世界へ繋がっているので、だからこそ成立する戦略ではあるのだが。
中にはこういう批判もある…全国各地にチームを分散させて全国的人気チームが出なくなってしまってるじゃないか(余計に地上波TVの全国放送で中継してもらえなくなっていくばかりじゃないか)…これは悪いけど(地上波TVの問題はまた別次元の話だが)的外れというか、日本のプロ野球のビジネスモデルに浸食されちゃってる発想かもね。
それと地上波TVについては、たとえ地方で(例えば中部地区とか九州地区とか)視聴率が稼げても、それが地上波TV全国放送での扱いに影響を及ぼすものではないということ。関東地区が全国放送の判断基準になってしまう。なぜなら、それは関東地区(東京)偏重ではなくパイ(視聴者数)の問題。関東地区でのパイとあまりに差があり過ぎる(関東地区のパイが図抜けて大き過ぎる)ので、そうならざるをえないということ。もう一歩さらに進めて言うと、だからプロ野球はもう相当ヤバイんだな、これが。国際性を今さら打ち出そうにも、国際的でないことが知れ渡ってしまったし(それでもまだわかってない人も日本では多そうだが)そもそも国際性を打ち出すには無理がある。
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