戦力が劣ってもやることをやれば勝利を得られる。
2015.04.20
J2でもなかなか勝利がついてこないザスパクサツ群馬が、セレッソ大阪とアウェイで対戦した一戦。セレッソも先週、J3から昇格したばかりのツエーゲン金沢に、アウェイとは言え、なんと0-2で敗戦した後であり、ホームのこの試合はどうしても勝ちに来るだろうという状況。
普通にセレッソと比較すれば、個人能力、技術、経験、チーム戦術等々、どれをとっても見劣りし、勝ち目のない戦い。しかも試合序盤で早々にセレッソが先制。それでもザスパクサツ群馬は前半のうちに追いつき、後半も終始押されつつも、何度かカウンターでゴールが遠くないことを予感させるシーンもあり、とうとう終盤に逆転ゴールを捻じ込み、セレッソにアウェイで勝ってしまった。個々の能力や技術が劣っていても、そんなに素晴らしい戦術や戦略がなくとも(セレッソもどういうフットボールをやりたいのか、ほとんど見えませんでしたがね…それに、いまだに守備の再構築は手つかずか??)やることをきちんとやり続け、勇気と集中力を持ち続けていけば、こうしてアップセットが達成できるということ。元々フットボールはアップセットが多い競技だが、それを如実に表した試合。戦力で劣るチームが、こういう風に粘り強く、こうして勝ちを得るなんていう試合、試合内容を目にするたびに、こんな感じで日本のフットボールのレベルは上がってると思いますね。以前はアップセットっつうても、もっとブサイクというか泥臭かったぞ。
話が逸れるが、だからこそtoto(スポーツ振興くじ)も成立するんだけどな。足りない予算獲得のためだとか言うけれど、怪しい興行めいた競技だか何だかを対象にしようという動きをとっている一部勢力は、あまりに何もわかってないし。どうも、いつまでも何だかに執着する一部の向きがウザったいですな。それもそこそこの年代の層だったりするようで。
NHKや民放の試合中継でも、あるいは例えば土曜日のテレビ東京の「FOOT×BRAIN」を視ていても、試合映像にテロップで対戦カードを表示する場合、映像の中の左側のチームを先に表示する習慣が相変わらず消えないんだが、普通にホームのチームを先に表示するように、もうそろそろ変えませんかね。スカパーはもちろんそうしいるし、海外のTVでもどれもそうでしょう。視聴者がわかりやすいように…っていうことなのはわかるが、もういい加減、国際標準にしたい、合わせたい。映像の中のどっちがどのチームかを視聴者にわからせるのは、他の方法を考えたらどうですかね。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/1783
トラックバック