Round of 16
2010.06.27
日本にとって何かと因縁のあるヒディンク監督が、今大会の日本チームを称賛してくれているらしい。
曰く、日本が強いチームだと世界に知って欲しかった、だから今回のサプライズは誇らしい、、、いいサッカーをしているだけでなくしっかりと意志を持って歩んでいる、、、などと言ったとか。
ヒディンクはご存じのとおり、2002年大会の韓国の監督であり、2006年大会のオーストラリアの監督でもあり初戦で日本を落胆に追い込んだ。2008年のヨーロッパ選手権でもロシアの監督としてベスト4まで躍進させた。おっと、ワールドカップでは1998年大会でオランダを率いてベスト4へ進出したことも触れないといけない。実は過去に日本代表監督に売り込みをしてきたことがある、という噂も耳にした。当然にして韓国の監督を引き受ける前だろうけど。
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグのセルティックの試合については、どうして日本人(中村俊輔のこと)の後ろを狙わないんだろう、、、なんて言っていた話も聞いているし、最後まで戦わない(戦えない)日本人プレーヤをあまり買ってないという話も聞いているので、何か日本にはちょっと冷たいというか批判的な印象があるので、どこまで本気の発言かはわかんない。
そういえば岡田監督に絶望していた時期にはネット上で、ヒディンクにでも頼めないのか、なんていう意見も結構あったよね。
ところで、モウリーニュの日本チームへの論評について触れた中で書いたカウンター戦術(戦略)について、ヒディンクの過去のコメントやインタビューを調べていたら、ヒディンクは何と、日本の活路は「コレクティブ・カウンター」だ、、、と語っているインタビューを見つけた。少し引用させていただくと、
「ロングボールを蹴ってカウンターを狙うのではなく、ハイテンポで、ショートパスをつないで相手ゴールに迫る」…
「ポイントは1人か2人でカウンターを仕掛けるのではなく、5、6人が同時に相手ゴールに迫る」…
「コレクティブ・カウンターは、トータルフットボールの変形の一つだと考える。日本人選手の特長を考えると、コレクティブ・カウンターは日本に向いているはず」…
おいおい、そのまんまじゃないか。ふ~む。
http://lala24.blog.so-net.ne.jp/2008-11-08 (Never Give Up)
http://blogs.yahoo.co.jp/orangejuiceman51/32836772.html (晴れ時々Foot ball)
ウルグアイVS韓国。
何て言うか余裕なのかアジアのチームを舐めているのか、ウルグアイの戦い方は実にわかりやすいというか。1点奪いました…疲れるのでこんな所で疲弊したくないので引きこもります…全然攻められっぱなしでも平気だよ…あれ同点にされちゃった…じゃゴール奪いに行きますか…はいゴール取ったよ…わずか1点のアヘッドだけどもう十分、延長戦に持ち込まれる危険性もあるけどスアレスはもう休ませます…。
韓国猛攻とか報じている旧来メディアもあるようだけど、そういうことです。
アメリカVSガーナ。
両者とも攻撃的で好試合。アメリカの試合はいつも好試合になるという品質保証付きだな。
ガーナはアフリカのチームらしい個人能力・身体能力の高さをいかんなく発揮しているが、他のアフリカのチームと大きく違うのは非常に組織的であり戦術に基づく規律をもってプレーしていること。この試合でも、アメリカのプレスをかいくぐりアメリカの守備網に対してどのような戦術で立ち向かうかの分析に基づいたチーム戦術がはっきり見られた。日本ではいつも、個か組織か、みたいな言い方がされるが、間違っちゃいけない、個も組織も、なんであって。
もちろん好試合だが、イマジネーション豊富なパフォーマンスというのではなく、パワフルでアグレッシブな攻め合いという内容。これはこれで非常に面白いし、一般大衆の方々にも理屈なしに楽しめるのではないだろうか。
クリントン氏とミック・ジャガーが並んで観戦してたね。
ところでデンマーク戦の日本のシュート数は15本だったのだが、そのうち shots on GOAL(いわゆる枠内シュート)は10本もあった。かなり多い。大久保や長友がカットインしてきて積極的にシュートを打っていた(それがゴールキーパーの正面が多かった)おかげ?? だろう。カットインしてのシュートはたいへん結構なので、どうかゴール隅へ打ち込んで欲しい。腰を回すことにあまり意識を強く持ち過ぎずに、インステップで強く打つことを考え過ぎないで、カットインしてきた動きを利用して上手くアウトにかからないかな。あるいはインフロントにかけてもよい。スナイデルみたいにズドン!!とは行かないのだから、スキルフルなシュートを見せてくれ。
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