「デュエル」流行りだが、競り合いで相手を制する日本人ならではの身体スキルとかを論じないのかね。
2016.09.18
清武はアウェイのエイバル戦でスタメン出場して、見事なスルーパスのアシスト。そのプレーは素晴らしかったが、フル出場だったが、スペースが無い局面でのプレーの精度がちょっとね。ぶっちゃけ、ロストも多く。
日本人選手はスペースあれば素晴らしいテクニックを発揮するんだけどな、、、Jリーグを見てても、それはよくわかる。大きな課題は、プレスがキツイ状況でのボールコントロールもあるが、もっと言えば、接近戦、身体のぶつかり合い、競り合いでの相手を制する身体技術とかスキルだろう。それが備われば、よく言われる、プレスがキツイとトラップとかがすぐに乱れるという欠点も、相当改善される可能性があるんじゃないか。
要はボール扱いの技術だけじゃない、ということで。日本人はアジリティがある…などと言ってるだけでは(確かにそうなんだが、フィジカル強化したらすぐに失ってばかりじゃないかね)ダメなんじゃないか。せっかく武術とかもあるんだから、そういうのを取り入れた研究とかやらんのかね。関係者の努力不足、創意工夫不足だろう。フットボールの話であって、そういうのは全然関係ないってか?? そういうことだと、今後も厳しいだろうな。
香川は地元メディアではスタメン予想だったはずだが、途中出場。若い選手たちが躍動してゴールラッシュの試合に、乗れてないというか入れてないというか、ボールを受けたがるんだが、すぐにはたいてばかり、、、はたいて前へ走り込んでリターンを…っていうビジョンなんだろうが、そればっかりじゃなぁ。周囲もそれに応じてくれてる風がないし。それと、昨シーズンも書いたけれども、そういうタッチの多い攻撃じゃないスタイルを指向してるわけでね、今のドルトムント。そういう中で、なかなか難しい状況かもしれんぞ。
香川がドルトムントで最も輝いていた時期(2010夏~2012年夏)というのは、チームがカウンター型で前線にスペースがあって、香川のスピードとキレも実に素晴らしく、そういう局面では香川の(日本人選手の)技術とテクニックが存分に発揮できるシチュエーション。もちろん、狭いエリアでのすり抜けもあったが、もっと身体のぶつけ合いの中でどう相手を制するかというテーマを、私らなんかも、もうちょっと注意深く見るべきだったかな。。。単に「体幹」が強い(体幹を鍛える)とか筋肉量とか、そういう視点じゃないんだよ。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/2300
トラックバック