昨夜のACL…川崎フロンターレには大きな自信となるアウェイでの勝利では。

昨夜のACLは、どちらも瀬戸際のガンバ大阪と川崎フロンターレの戦い。ガンバ大阪はホームで、前半15分ほどで2点のアヘッドをまさか追いつかれて、その後にPKを失敗して、それでも1点捻じ込んでヤレヤレと思っていたら、、、まさかのアディショナルタイムの失点でドロー。なんとも痛すぎる一戦となった。
ガンバの試合内容についてはあらためて…ということにして、今日は川崎フロンターレの試合の方を。

ぶっちゃけ、精々ドローかと思っていたが、1-0で貴重な貴重な勝利。よく勝ったと思いますね。
相手の水原三星はドローでもグループステージ突破ということもあって、フロンターレの中盤のパス回しに付き合わないプランで入って来た。ま、最近の韓国のチームの対日本戦術みたいなもの。実況のコメンテーターをつとめた都並敏史氏も、対日本戦術と認めつつ、中盤は(ボールを)持たせてやってる(韓国のチームからすると)的なことを言っておられたが(んで、日本のチームのミスを突いて速攻を仕掛けると…)もちろんそうだろうが、もう一方で、パスワークでは日本の方が上ともはや認識してるということもあると思いますが(1998年4月1日のソウルでの代表戦でも、既にそうなりつつあったと思いますね…)私は。
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で、水原は中盤を数的有利にするべく3-5-2のフォーメーションを敷き、さらにフロンターレが前を向いてボールを持つと5-3-2という形をとってきたと。こうなると、手数が多くてなかなかフィニッシュに行かないフロンターレがゴールマウスをこじ開けるのは相当難しいだろうと思いつつ、しかし後半立ち上がりに右サイドからのセットプレーを奈良がヘッドで叩きこんで先制。このフリーキックでは、中村憲剛のボールが実によかった。失礼ながら、いつになく素晴らしいボールの質。
実は、このフリーキックの直前、前に(相手ゴール前、ペナリティエリア内の右)スペースがあるのに突破を仕掛けず、なんだよ~と私は言ってしまったが、ま、そこで仕掛けずに回したのが奏功してフリーキックを獲得したということではありました。
先制後は当然、相手も同点ゴールを狙って前へ出て来るし、そうなるとこちらにもカウンターのチャンスが生まれるが、2つ、3つと決定的なゴールチャンスを逃し続ける。となれば普通に怪しい雰囲気も出て来るんだが、最後まで集中を切らさずファイトし続け、このまま行きそう…と思いつつ、とはいえ、そこはフロンターレ(!)(笑) 終了間際に左サイドからのクロスをインサイドキックのボレーでクリア、、、したはずが、ゴール前しかもド正面に「折り返し」してしまい、やられた!! と息が詰まった感があったが、なんとゴールキーパーのチョン・ソンリョンのミラクルセーブ(セーブどころかキャッチ)でゴールを割らせず。ここまで4戦ドローだったフロンターレが今大会初勝利、順位こそまだ3位だが、次の最終戦はホームで最も力の劣る相手との対戦で(とはいえ、3月のアウェイ戦はドローという失態だったんだが)勝点3ポイント積み上げが十二分に想定でき、グループステージ突破に王手と言ってよいんではないか。
ここ一番で勝負弱いというのが共通理解(?) 共通認識(!)のフロンターレだが、こういう切羽詰まった試合、それもアウェイでこの勝負に勝ったことは、大いなる財産、自信になるんではないか。ベンチワークも、フィールドプレイヤーは全員日本人でスタートし、先制後にブラジル人選手2人を同時投入(2枚替え)するなど、昨日書かせていただいたような、知恵も絞った戦いをしてくれたんじゃないかと。結果は結果であり(結果はどうなるんであれ)なんにしても、こういう戦い、戦いぶりを見せて欲しいわけですよ。

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