8月8日に行われたUEFAスーパーカップを、遅ればせながら視聴。

ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ優勝のレアル・マドリードと、ヨーロッパリーグ優勝のマンチェスター・ユナイテッドの対戦となったUEFAスーパーカップを、遅ればせながら(スカパーで録画していたので)昨夜ようやく視聴。試合の方は、クリスティアーノ・ロナウドをスタメンから外したレアルが、着実に2ゴールを奪い、1ゴール返されるものの(まだ残り時間は30分近くあったが)そのままタイムアップ…というものでありました。

ユナイテッドは昨シーズン、モウリーニョ監督が就任して立て直し中だが、ぶっちゃけ、レアルとの差は歴然。キックオフ直後から勢いをもって前へ攻め込むが、一見、10分過ぎくらいまではユナイテッドが押し込んでいたような感じだが、イマジネーションも不足しているし、攻撃の組み立てや構成力も見るべき所がない。言ってしまえば前近代的なフットボールですな。これでイイんすか?? と思うが、イングランド・プレミアリーグではそこそこ勝っちゃうかもしれない。
あと、守備においても、ユナイテッドの前線もファーストディフェンスをちゃんとやってはいて、相手のパスコースを消したりはしてるんだが、ちょっとボールを動かされると、もうズレてしまったり。
なんにしろ、レアルの成熟さの前では随分と見劣り。
レアルは、ロナウドが居ないとベンゼマとベイルの「2トップ」にイスコをシャドーのように配置しているが、このイスコを「2トップ下」と表する向きもおられると思うが、私には「2トップ下」というより変則3トップに見えます。で、中盤はカゼミーロを真ん中にモドリッチとクロースの3枚なんだが、カゼミーロもアンカーの役割だとは思うが、アンカーは普通には大体において中盤底に居るものと考えちゃう我々凡人と違って、モドリッチ、クロースとともに押し上げる、攻め上がる…それも3人揃って…という恐ろしい(笑)パフォーマンス。相手のユナイテッドのフォーメーションは4-3-3という一応攻撃的なのに(笑笑)勇気があるというか、見切ってるというか。。。で、そのカゼミーロが右奥からのクロスに反応してユナイテッド最終ラインの裏でスライディングシュートを決めるという(笑)

イスコについては、日本でも相当評価が高いようなんだが、この試合でもゴールを決めたけども、私は日本人選手でもこれくらいはやれると思うんですけどね。チャンス!!っていう場面でのシュートが割と上手でない点も、日本人選手に似てるような(笑)
そのイスコがゴールを決めた場面でも、ユナイテッドの守備は2枚でディレイして行かれちゃったり、バランスが崩れて人に食いつきすぎたり(食いついた選手からすれば、そうせざるをえなかったんだと思うが)スライドなども含めたカバーリングもないし…という体たらくでしたな。
ま、レアルにおいては、ロナウドが居ない時の方がフットボールとしては見所満載というか、明らかにヨイですわな。だからといって、ロナウドが居ない方がよいとか、ロナウドは不要とか、ロナウドが居ない時の方が強いとか、そういう話じゃない。だからフットボールは表面的じゃないわけで。

この試合、マケドニアの首都、スコピエの「国立競技場」で行われたんだが、トラックのある陸上競技場。だけど、スタンドは1層で相当な傾斜があるスタジアム。
日本の陸上競技場だと、あんなにスタンドに傾斜を付けないよね。傾斜が大きいと、陸上競技において選手がやりにくんだとか、日本の陸連のコメントがあったけどな…
http://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2262335.html

新国立陸上競技場も、東京オリンピック後はフットボールスタジアムにするというが(新国立陸上競技場は2層だが、特に1層めを)ああいう傾斜のあるスタンドにしないと、単にトラック部に観客席を設置しただけじゃ、全然ダメなんだけどなぁ。日本人はわかってないからな。

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