3試合連続120分戦ったクロアチア、イングランドを下してファイナルへ。
2018.07.12
昨夜は天皇杯3回戦もあったんだけどな。。。
2試合連続して120分を戦い、その上PK戦で勝ち上がったクロアチアは満身創痍で、「戦術にあまり意味をなさない」イングランド(オシム氏はイングランドをそのような表現をしたらしい)がセットプレーで勝っちゃうんかと半ば覚悟(?)(笑)してた、もう1つのセミファイナル。
序盤にゴール前でフリーキックを与え、これを直接決められて、おいおい…だからセットプレーを与えちゃぁ、、、と多くの人が思ったであろう。前半はクロアチアのパフォーマンスにキレも感じられず、さすがに難しいか…と思っていたが、後半に入ると息を吹き返した感があり、早い時間帯に右からの(イングランドばりの??)大きなクロスをペリシッチが競り合いながら長い脚を巧み合わせて同点に追いつく。
その後またも延長戦に…クロアチアにとっては3試合続けての120分の戦いに突入したが、延長後半にルーズボールをペリシッチがバックヘッドで流したボールがイングランドのディフェンスラインの意表を突くスルーパスになったところ、マンジュキッチがゴールキーパーとの1対1をさすがの決定力で遂に逆転。
その後はイングランドのパワープレーにも、ゴール前で跳ね返して同点ゴールを許さずタイムアップ。むしろ、ボールキープしての巧みなターン、味方とのテクニカルなショートパス交換、ボール際でも巧みに身体を入れてロストを許さず、イングランドよりも技術とテクニックのあるところを十分見せつけた感。
お見事なファイナル進出と言うべきだろう。
日本はクロアチアとはワールドカップで実は縁があり、1998年の初出場の時と2006年の時に同グループだった。あの頃はクロアチアには頑張れば勝てるようになれそうだったが(クロアチアに勝てるようにならなきゃ、と思っていたが)ちょっと差をつけられたか…
クロアチアは旧ユーゴスラビアで、たいへん古いキャッチだが東欧のブラジルなどと称されていた地域。そのクロアチアに技術やテクニックは遜色ないくらい、日本も上がって来てると思ってる。あと足りないものは何と何と何なのか、フィジカル勝負のガチムチ(その中でのカウンター)が目につく今大会だが、ボールを持ちながら闘うスタイル(そのスタイルを持ちながらのカウンター)は、日本と共通点はないか?
日本でもデュエルとカウンターばっかりが強調された中で、大いに参考になるんではないだろうか。
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