ミラノで2-5だって!!??(インテルVSシャルケ)
2011.04.07
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグは今朝(日本時間)もクオーターファイナル2試合が行われたが、やっぱり昨日朝のインテルVSシャルケ(インテルのホーム)のファイナルスコアにはおったまげた。
試合開始早々に、シャルケのディフェンスラインの裏にフィードしたボールに、シャルケのゴールキーパー、ノイヤーが飛び出してダイビングヘッドで大きくクリア…したのだが、それをまだセンターサークルの中にいたスタンコヴィッチがダイレクトでシュート…これがゴールマウスに吸い込まれて幸先よく先制したインテル。
その後、シャルケのコーナーキックに対して何か淡泊な対応で同点に追いつかれるが、またすぐに追加点で再びリード、、、なのにまたすぐに追いつかれるインテル。どうもちょっと守備の組織とメンタルがバラバラな感じだ。先週末のセリエの首位決戦・ミラノダービーでも何かそうだったし、もっと言えば、あの劇的な結末となった1ヵ月前のチャンピオンズリーグ、バイエルン・ミュンヘン戦でも、ゴールも奪うが守備が何かちょっと…集中を欠くというか、そういう印象があったよねぇ。その頃から改善されてないのか??
ともあれ、ホームのシャルケ戦は前半を2-2(しかし既にアウェイゴールを2つも与えてしまっているのだが)で終わる。後半、インテルに追加点のチャンスがありながら決められずにいると、シャルケのラウールがゴール前での落ち着きと技巧を存分に発揮しての逆転ゴル。ああいうフォワードがいてくれると本当にチームとしても、他の選手たちには非常に助かるよね。
その後もオウンゴールあり、キヴのレッドカードあり(キヴは1週間弱で2試合連続退場というオメデタイことになった)で、誰も予想しなかった2-5で試合終了。3点差負けも唖然だが、ホームで何と5失点というのは屈辱的な結果だろう。シャルケはアウェイゴールの関係でホームで0-3で負けても勝ち上がりだし、4点取られても1点取れば(1-4)勝ち上がり。シャルケの勝ち上がりが覆ることはないだろ。
シャルケの内田篤人は右サイドバックでフル出場。イタリアのメディアの評価も非常に高かったようだ。
長友は2-5になってから途中出場し15分ほどプレー。レオナルド監督の中では、長友はあくまで攻撃カードなのだろう。守備力はどう見ているのかわからないが、ビルドアップとかフィードとか試合の組み立てにおいては信頼度が高くないのだろうな…起用法を見ていると。今シーズン終了後にどうするか、だよな。とは言え、シャルケのホームで行われる第2戦にはキヴはサスペンション(出場停止)なので、ようやく長友がスタメン起用されるのか、それとも(それでも)ベンチスタートなのか、それによって来シーズンの長友の去就も考えられるんじゃないだろうか。
一昨夜と昨夜はアジア・チャンピオンズリーグも開催され、鹿島アントラーズはアウェイでドローに持ち込んだが、名古屋グランパスはホームで痛いドロー。前半の永井謙佑のゴールは素晴らしかった。ゴール左から右足アウトで浮かせながら逆サイドへ送り込んだシュートに、実況中継の日本のアナウンサーは、「アウト」という言葉を知らないらしい。しかし、同点に追いつかれて試合終盤に訪れた決定機に再び右足アウトで浮かせたが、これはゴールマウスを外してしまった…あれは決めてくれないとなぁ。
日本のチームは震災の影響で試合消化が遅れているし、これまでの間に公式戦が全くできてないのでコンディションや試合勘の面で非常に不利。グランパスは特に状態がよくない(何しろ、ストイコヴィッチ監督自身の顔色が悪い)ようだし、中盤の底のダニルソンがケガで離脱が痛いわけだが、とにかく2.5列め、もしくは3列めの機能性が悪い。具体的には、藤本淳吾、小川、中村直志のところ。まだ2戦して1引き分け1敗だが、グループリーグ突破に相当見通し悪いんじゃないか。
ガンバ大阪はホームで1勝しアウェイで2敗してしまったが、このグループは団子状態になってきているので悪くてもグループ2位突破は十二分に行けるだろうし、行っていただきたい。
セレッソ大阪は一昨日のホームでの勝ちでグループ首位(2位と同勝点)になったが、アウェイで勝点を拾ってこないことにはね。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/305
トラックバック