優勝争いに残留争いに…先週末のJ1。
2018.11.06
というわけで、ACLファイナルとともに実に楽しませていただいた先週末のJ1。川崎フロンターレとサンフレッチェ広島の2クラブに絞られていた優勝争いは残り3試合で勝点差7ポイントということで、まぁ見えてしまったかな、というところではある。とはいえ、何年か前には残り2試合で勝点差5ポイントを引っくり返された事例もあるので、まだわからない。逆に、今週末にあっさり決まってしまうこともありうる。両クラブとも敗戦でも、一番締まらないが決まってしまう。
サンフレッチェ広島は、先週末のアウェイでのジュビロ磐田戦は、このところの失速を払拭するようなパフォーマンスで、ぶっちゃけ前半はジュビロを圧倒。中盤でのセカンドボールはほとんどサンフレッチェのものだったし、攻撃になると後ろからどんどん人が湧いて来て、ジュビロは守備ブロックも形成もままならない状態で。
後半も見事なコンビネーションと中盤からの攻め上がりで追加点を奪って2-0としたんだが、その後に1点返されると雰囲気が急変。セットプレーから田口のミドルが当たり損ねて右サイドの桜内の足元に来たところ、咄嗟に出たプレーだろうが、身体を上手く開いて右インサイドでダイレクトに合わせたボールがゴール隅へ。これで同点。
アディショナルタイムにはPKを取られ、これを小川が決めてジュビロがとうとう逆転。
…という、エキサイトな展開、結末に。サンフレッチェは途中までは、今シーズン前半のよい時の内容を取り戻していたんだが。
同時キックオフだった名古屋グランパスVSヴィッセル神戸は、ポドルスキの本気を出した(?)2ゴールでヴィッセルが競り勝ち。グランパスは1試合消化が少ないものの、今夜行われるその未消化の試合結果によっては、さらに危険度アップとなる。
翌日行われた、まさに降格ゾーン同士のサガン鳥栖とV・ファーレン長崎の一戦は、気迫のこもった集中力高い戦いだったが内容的には…というところではあったんだが、なんとかサガン鳥栖が辛勝。しばしば各方面で言われるとおり、過去にないハイレベルの残留争いではあるが、V・ファーレン長崎の奮闘も讃えられるところだが、やはり戦力不足は否めず、残念だが残留は難しい状況になった。。。まだ決まってないけどね。
J2の自動昇格ゾーンに町田ゼルビアが食い込むのかどうかによって、J1からの自動降格枠も変わってくる。残留争いの行方は全然見えず、先週末に勝点40に乗せたヴィッセル神戸とジュビロ磐田だって、まだ残留確定とは言えない。
一部には、優勝争いより残留争いの方が注目されるリーグってどうよ…っていう声もあるが、まぁ確かにそういう部分はあるけどなぁ。
なお今夜は、前述のセレッソ大阪VS名古屋グランパスの未消化試合とともに、柏レイソルVS鹿島アントラーズの前倒し試合(アントラーズは今週末にイランでACLファイナル2ndレグのため)も行われる。このメチャクチャな日程を強いることについて、メディアで問題視するオピニオンがあまり出てないのもおかしなことだ。
…おっと、Jリーグ公式サイトのヘッダ部に置いてある「今日の試合」には、セレッソ大阪VS名古屋グランパスしか表示されませんよー(←「第28節」ということでね)…その下のビジュアルでのナビゲーションでは柏レイソルVS鹿島アントラーズ(←こちらはノーマルには今週末開催される第32節)も表れるけどねー。システムというか仕様の不備、対応機能不足ですな。
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