J2だけでなくJ3まで見てきた大分トリニータのJ1帰還は、素晴らしい勝利で幕開け。

一昨日「金J」で開幕した今年のJリーグ。昨日のJ1の8試合では、大分トリニータの戦いぶりが一番印象に残っただろうか。鹿島アントラーズのホームに乗り込んで、素晴らしい先制ゴール、同点に追いつかれたが、またもたカウンターでの素晴らしいゴールで突き放して勝点3ポイント獲得。
アントラーズはミッドウイークにACLプレーオフを戦っているので、そのハンディはあったと思うが、そのACLプレーオフと同様の獰猛な(?)ガシガシと行くパフォーマンスではあったんだが、仕留められないでいるうちに、ポジショニングやバランスの未熟性などを突かれて大分トリニータにゴールを許した感じか。ACLと年間リーグ戦(Jリーグ)との戦い方の違いって、あるわけですよ。その辺、わかってない向きが多い(特にメディアに)のがこの国だが。
まぁ、初戦というのは、クラスが上のチームは大体まだまだ準備やコンディションが整ってなく、戦いを進めながら熟成させていくものだし。むしろ大分トリニータのよい準備が目についたという感じ。

それにしても、大分トリニータの片野坂監督のチームづくり、チームマネジメントは以前から気になっており、この試合でもそれがいかんなく発揮されたといってよいんでは。次戦のトリニータの試合も興味深く見させていただこう。
ま、すぐにスカウティング、研究されるし、コンディションも逆に落ちていくし、昇格したクラブとしては序盤に勝点をできるだけ稼ぐというのが、ある種の鉄則。アントラーズを撃破したからといって、今シーズンの躍進やJ1残留が保障されたわけではないしな。
そうではあるんだが、昨日のアントラーズ戦は見事な戦いぶり、見事がファインゴール2発だったですよ。2ゴール決めた藤本は、あちこちで紹介されているように、JFL→J3(鹿児島ユナイテッド)→J2(大分トリニータ)→J1 と "個人昇格" もしてきた選手で、以前よりいいゴールを決める選手という印象。昨日の2ゴールは、まさにタレント性を確認させるゴールだったし、私なんか1ゴールめのテクニカルな(ゴールキーパーが一歩も動けない)マジックのような弾道(シュート)なんて、とっても好きですねぇ。

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