ホームの1stレグはスコアレス、アウェイの2ndレグはまんまとウノゼロ。

ヨーロッパリーグ Round 16 のインテルVSフランクフルトの2ndレグ。スコアレスドローだった1stレグを受けて、インテルのホームでの2ndレグ。当然ホームが有利ではあるんだが、1stレグがスコアレスというのがミソ。アウェイゴールがありますからね。
当然フランクフルトは先制点を狙い、まんまと5分で1ゴル。
長谷部はいつものとおり3バック中央でコントロール。危険なシーンも特になく、沈着冷静なカバーリング、読み、コーチングで奮闘。イタリアはミラノでの一戦を、イタリアらしい「ウノゼロ」でクローズさせ、クオーターファイナル進出を決めた。

ま、インテルも元気が無いというか芸が無いというか。
キックオフ時は4バックだったが、フランクフルトの最終ライン(3バック)が中央を閉め、一方のサイドにボールがある場合は今風に大胆にスライド(逆サイドの中盤が下がって4バック的になる)守備陣形を見たこともあってか、サイド攻撃を活性化しようと前半途中から3バックに変更し、両サイドを高く張らせる戦術に切り替えたんだが、ほとんど変わり映えせず…というか。
後半途中からは再び4バックにし、左右サイドバックを高く上げてサイドを厚くして打開を図ろうとしたようだが、これも変わり映えせず。
まんまと(ブンデスリーガの試合、しかもアウェイ戦が月曜日だったので中2日で移動してきた)フランクフルトに90分間封じられてしまった。
フランクフルトも前半途中でインテルが3バックに変更してサイドを高く張ってきても慌てることもなく、例えば中盤左に入っている選手なんて、どう見てもアタッカーのタイプだが、ちゃんと自軍深い位置まで戻ってきて守備対応するし(ま、狭いスペースでの1対1の守備は確かにあまり上手でなく、安直に倒してしまってファウルを結構取られていたが)守備ライン形成も難なくこなすし、こういうのを戦術理解があるっていうんじゃないかね。で、こういうのがごく普通だと。
そんなあたりの明確な深さも感じさせていただきました。

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