キレが戻ってきたってホルホルしてよいんですかね…
2019.03.20
先週末のベシクタシュは、香川とリャイッチを初めて揃ってスタメン同時起用。さらにクアレスマまで同時起用ということで、どんな感じだったかと(今回はリアルタイムでなく)DAZN見逃し配信で視聴。
フォーメーションはいつもどおり4-2-3-1で、リャイッチが左に入り、クアレスマは普通に右で、香川が中央という、日本では「トップ下「トップ下」」とうるさそうな(苦笑)配置。
細かいパスワークで崩すそう(?)構築しよう(?)としているのだが、ぶっちゃけ効果的に思えない展開が続く。香川は中盤低い位置まで度々下りてきて味方にボール回しの指示を出し、自身ももらいたがるんだが、もらっても簡単に(後ろや斜め後ろが多いなぁ)はたくばかり。たまにさわってから前へ出ても効果的なボールは入って(戻って)来ない。また、鋭いターンを何度も見せるが、結構ボールロストもあり。。。
リャイッチも頻繁に中に入っているし、クアレスマまで逆サイドの左まで来てるのにはちょっと驚いた(笑)
いや、ポジションチェンジや流動性はイイんだけどね。ギュネシュ監督(2002年ワールドカップで宮城スタジアムで日本を下し、最終的に3位に食い込んだトルコの監督)が辛い評価というか不満気だったらしいが、試合を見ればそれは普通だろうと思える。
後半はリャイッチを中盤センターに置いてバランスを取ろうとしていたように見られるが、多少改善が見られたようにも思うが、推進力が出るようになったまでは感じられないし、いずれにしても、ちょこちょこ足元パスを回し合って流動的に動き回って、それでイイんだろうか、、、というのが率直な印象。
この試合唯一のゴールは後半開始直後の、このシーンだけと言ってよいくらいに後方から少ないタッチで前へ複数の選手が推進力を発揮して、クロスからヘッド。わあ~と前へ行く前の繋ぎの所で香川がヘッドで流したボールがスイッチになったとも言えるが、ま、リンクマンですわな。一貫して、セカンドトップ、シャドーというパフォーマンスではないよなぁ。いや、そういうんじゃないタスクを求められてるんならいいんだけどね、、、でも絶対そういうことはない(ありえん)だろう。
元々ベシクタシュのチームづくりというかチームのベース(戦術という以前のもの)が見ててよくわからん感じで、選手任せというか選手の自由に任せているような感じ。まるで昔のジーコ監督時代の日本みたいな??? そんなチームにシーズン途中で入って、香川ひとりでどうこうできるものではないのは当然だが、とはいえ(香川のキレが戻ってきたと各方面で喜んでおられるが…)香川の戦術眼とかフットボール観をちょっと考えてしまうような印象ではありますね。今、3月のテストマッチに臨むために日本に戻ってきてるんだけどね。
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