ドイツカップ、セミファイナル。熱のこもった目の離せない90分。
2019.04.27
大迫が所属するブレーメンがホームにバイエルン・ミュンヘンを迎えてのカップ戦(ポカール)セミファイナル。
この両チームは先週末のブンデスリーガでも対戦(バイエルンのホーム)したばかりで、大迫はその試合では後半途中からの出場だったが、この試合はスタメン。4-4-2(中盤ダイアモンド)の2トップの一角に入った。
ブレーメンとしてはこの試合に傾注し、ファイナル進出を本気で狙っていたと感じる。
それを裏付けるように、試合序盤からブレーメンが速いアグレッシブなプレスと集中力と果敢な仕掛けでバイエルンを自由にさせず、見どころ満載の展開。こういう試合をやらないとなぁ。
それでもバイエルンがややラッキーな形で先制。後半に入って、ゴレツカのシュートと思われるゴールへのパスをトーマス・ミュラーがワントラップ、ワントラップした足をそのまま軸にしてクイックなシュートをマウスにおさめて追加点。これは思わず声が出たフィニッシュ。
しかしブレーメンも、大迫が左サイドから右へ展開、右で繋いで縦に少し突破してマイナスのクロス、、、これに大迫がボックス内にいいポジショニングからダイレクトで蹴り込んで1点を返す。大迫が作って大迫が決めた、いいゴール。
その直後にも、バイエルンのキックオフのボールを奪って、あれよあれよと言う間にドリブリングから同点ゴールが決まる。
ところがその数分後、バイエルンの左サイドのコマンの突破を後ろから倒してしまい、PKの判定。まぁ、あれはややダイブ気味だったし、私がレフェリーだったら取らないなぁ。もっとVARで確認した結果、PK判定変わらず、、、ということだったんだが。このPKが決まり、試合はそのまま終了。ブレーメンとしては実に惜しいセミファイナル敗退となった。まぁ前線のタレント性やイマジネーションの部分でバイエルンと比べていま一つ…というのは明白ではあったが。
大迫はコンディションや試合勘も上がってきていて、バイエルン相手でもしっかりおさめるプレーを連発。後半早々には足元におさめて振り向きざまのシュート(ゴールマウスを外れる)もあったり、味方にボールを要求するジェスチャーも多く、ヤル気満々のパフォーマンス、プレー。
しかしコマンはやはり速い。足元におさめて前へ出る初速が速い。それもそうだが、私がおおーっと思ったのは、サイドで相手のディフェンダーが立ち塞がる状態で、フェイントを使うというほどでもなく、相対するディフェンダーのタイミングを外して難なくクロスを中央へ送り込んだシーン。あそこ、Jリーグを観ているとディフェンダーにブロックされる(ディフェンダーにぶつけてしまう)のがオチだろう。小さいキックモーションでも速いボールが蹴れる能力、パワー、技術を含め、こういうプレーを日本人選手の誰もができるようになって欲しいな、と。
しかしコマンとアラバの左サイドは、そのまま自分のチームに獲得したいくらいだ(笑) サカつく(!)的な発想(笑)
あと、バイエルンのセンターバックのフンメルスもデカイくせに、前への出足とスピードの速いこと。こういうのをせめぎ合い戦っていかなきゃイカンのだよ。。。
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