見てる方がビックリするファインゴル6発のトゥーロン…術中にはまって敗退のU-20ワールドカップ…
2019.06.05
昨夜はトゥーロン国際の第2戦、そしてU-20ワールドカップの Round 16 とハシゴ。
トゥーロン国際の第2戦の相手はチリで、これは楽しみにしておった次第。チリはガシカシ、ゴツゴツ来るからね。それにどう抗していくのかと。
ところが蓋を開けてみれば、ターンオーバーした日本チームが、いずれもキレとイマジネーション溢れる仕掛けで次々にチリのディフェンスを攻略。
チリもU-22(U-23説もあり)と聞いているが、もちろんこの大会の主旨からしてベストメンバーではなかろうがA代表のキャップを持つ選手も何人か居るし、予想どおりガチガチ、バチバチ来るんだが、それにも当たり負けしないし、巧みなボールタッチにドリブルでサクッと相手を交わすし、明らかに全体的な技術とスキルはそりゃもう随分向上してるのがわかる。ドリブルっていっても、いわゆる華麗にディフェンス網を切り裂くようなテクニカルでフェイント満載のドリブルというより(そんなんは特定のドリブラーが発揮してくれりゃぁイイんであって)実戦的な、前を向きスペースを作り、有機的なプレーや展開に繋げるドリブルね。
しょうもない失点はあったが(味方ゴールキーパーのすぐ前、しかもゴールマウス中央で、チェストでキーパーにパスしますかね…)それでも悪い流れにすることなく、さらに追加点を重ねたのは凄かった(笑) 前半だけで5-1のスコア。
後半も緩むことなく、フォワードらしいファインゴールの追加点もあって6発爆勝。
ま、チリはガシガシ来るんだが、組織的な守備戦術が欠けていて、バイタルは緩いし、日本の1トップ+2シャドーのミスマッチに対処できないまま推移。
いや~、森保監督がA代表の指揮をとっているんで横内代行監督が率いることが多いU-22だが、今回のチームもメンバー構成はいろいろなんだが、これまで優先度の高いメンバーで見てきたチームパフォーマンスは一体どこへ行ったんやら、、、という鋭いキレのあるチームパフォーマンス。
この試合は見たほうがイイですよ。
しかし、Jリーグのクラブに所属している選手も、ロクにプレー機会を得られないでいる選手は現在大学生のパフォーマンスに明らかに劣りますね。いかにプレーしなきゃイカンかということの証左。Jリーグでそこそこプレー機会を得てたとしても、あくまでサブでちょこっとプレーしてるようじゃ同じ。それを痛切に感じさせられましたね。
で、気持ちよくハシゴしたU-20。こちらも技術でもフィジカルでも優勢なのは明らかで、そこでも日本のフットボールの進化を明確に感じ取れるんだが、分厚く引いてスコアレスに持ち込もうとする相手をとうとう攻略できずに前半を終了。
後半に入って早々にゴールを捻じ込んだがVARでノーゴールにされ、その後も決まったと思ったシュートが何本もなぜか決まらず、そうこうしてるうちに段々と相手のペースにはまってしまい、それを抜け出すことができないまま、試合終盤にしょうもないミスからクロスにヘッドを合わせられて(スラされて)失点。
そのクロス(の前)なんて、右サイドのそこで相手にプレゼントボールをしてしまいますかね。あんなん、ミスじゃ済まされんでしょ。
それにしても、ピッチ内の選手たちに足らない点が多々あるんだけれども、ベンチワークは何も機能してない感があり、相手の戦略という術中にまんまと敗れた形。相手側がそういう策(できるだけ長い時間試合を殺しておいて、後半途中からギアアップして勝ち抜け狙い)で来るのは予測の範囲だったと思われ、あまりに無策、あまりに引き出しが無さ過ぎ、あまりにキャパ不足。JFAとしては、こんなんでイイんすかね、、、イイんだろうな、、、選手がかわいそうだと思うけどな。
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