ボローニャの冨安、セリエAデビュー戦は上々のパフォーマンス。
2019.08.27
ボローニャは4バックで冨安は右サイドバックでスタメン。右サイドバックでの起用はプレシーズンマッチでもそうだったので、想定どおり。
プレシーズンの頃から、なんだセンターバック起用じゃないのか…サイドバックかよ…的な声もあったんだが、センターバックの選手をサイドバックで伸ばすなんてのはしばしば見られることだし(過去にも名を残したセンターバックが若い頃はサイドバックでプレーした例はたくさんある)それに近年は「偽サイドバック」なんて言われ方をする新しい戦術というかシステムもあるし。
で、そのボローニャもスタートは4バックなんだが、左サイドバックの選手が高い位置取りをキープするんで、実際的に3バック。なので冨安は(昨シーズン、シント・トロイデンでそうだったように)3バック右という感じ。
もちろん右サイドバック的なオーバーラップをするし、中央に入ってきて味方センターバックの前、アンカーとも中盤センターとも言えるような位置取りも頻繁にするし、相当に期待され戦術的指導も受けられているんじゃないか。
試合のほうは10分過ぎにアウェイのボローニャがPKを獲得し、そのプレーでレッドカードが出て相手が10人になり、それもあってか冨安は右サイドハーフのような位置に居るシーンも多々あり。ボールもよく回ってくるし、定評あるフィード、楔(くさび)の打ち込みもしばしば見せる。なんでもボールタッチ数、パス本数、敵陣パス本数はこの試合のトップだったらしい。タッチ数と敵陣パス本数は今節(開幕節)のリーグ最多だったようだし。
というわけで、一部では圧巻のデビュー戦という表現も見られたが、確かに。ま、クロスの質と正確性、ミドルシュート(終盤にいいチャンスがあったが、一瞬トラップからシュートまでに間ができたのでブロックに入られてしまった…)に磨きがかかれば鬼に金棒。20歳の冨安の前途は洋々たるものがあると言えるんじゃないだろうか。
近年フットボールの内容やスーパーな選手が居なくなった云々とも言われているイタリア(セリエA)だが、守備戦術において伝統的に細かく戦術的であるのは周知のとおり。ドイツ(ブンデスリーガ)からもオファーがあったそうだが、イタリアを選択したことは間違いないと思いますけどね。ま、近年のファンにはなんでイタリアだよ~っていう向きもおられると思うが(苦笑)
ま、この試合は早々に相手が10人になってしまったんで数的有利性がある展開となったが、今シーズン、ボローニャの冨安の試合を視るのが楽しみっすな。
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