前半45分間、大いに楽しめたレヴァークーゼンとバイエルンの攻防。
2020.06.11
日本時間の本日早朝にドイツカップのセミファイナルでバイエルン・ミュンヘンVSフランクフルトが行われているんだが、今日のエントリーはそっちではなく、ブンデスリーガ前節、もう優勝間違いなしのバイエルン・ミュンヘンが、チャンピオンズリーグ出場権獲得をめざすレヴァークーゼンとアウェイで対戦した一戦を。
ぶっちゃけて言うと、バイエルンの左サイドバック、19歳のデイビスが目当てだったんだが、レヴァークーゼンのハイライン・ハイプレスでバイエルンに挑んだ戦いぶりと、それに対するバイエルンのパフォーマンスがなかなかに高次の攻防で、楽しませていただいた。
レヴァークーゼンは3-4-3のフォーメーション。
バイエルンの両サイドをかっちり封じにかかり、それでもってデイビスも普段の位置取りもできず。。。
さらに最終ラインが浅いラインで、ボールを持たれて自軍サイドでビルドアップされると5枚のラインを形成するという、まるでかつてのトルシエの日本代表(フラット3ないしはフラット5)を彷彿させるような(?)(笑)システム。
それでもキックオフ直後はバイエルンの前線の厚みのある波状攻撃が主導権をもたらすが、レヴァークーゼンも中盤の攻防でバイエルン側のボールに3枚が囲みに行く果敢な守備でペースを引き戻し、スローインのボールの競り合いでバイエルンの右センターバックのボアティングを弾き飛ばして、そこから2列めから縦に抜け出して(もう1枚のセンターバックのアラバはラインコントロースで封じようとしたか??)ゴールキーパーのノイアーとの1対1を右アウトで狭いニアを抜いて先制。
このアウトでのフィニッシュ、もしかするとファーを狙った??? それが走り込んでたんで上手く右足外側に当たらずにニアに行っちゃった??? ま、わからんが、そういうことも、ままあります(笑)
これに対してバイエルン、自軍センターサークル内でレヴァークーゼンのボールキープを潰して、浅く高いハイラインの裏へすかさずスルーパスを通し、フィニッシュはコマンがスキルフルに右足で外を巻いてゴール右隅に突き刺すゴールで同点に。
ラインの裏を取られた後に対応がちょっと残念だったかもしれないが、それでもバイエルンのチャンスを逃さず仕留めるのはサスガといったところか。
さらにバイエルンは、右サイドからバイタルで何人かが少ないタッチでボールを回し、ゴレツカが左に流れながらファインショットを沈めて逆転。
さらにさらに、再び浅いラインを突いて追加点。
前半で3-1とひっくり返してしまった。
とはいえ、バイエルンに対するレヴァークーゼンのハイライン、ハイプレスの挑み方はなかなかに面白く、かなりレベルの高い攻防ではなかったかと。同時に、一般ピープルにもわかりやすい攻防ではないかと。
日本のチームでも、、、というか、Jリーグでもこれくらいのわかりやすくゴールの応酬みたいな試合をやれるクラブがどれくらいありますかね。
渋い試合も我々にはいいが、こういう試合も必要でしょうがね。
後半?? 後半はこの過密日程でもあり、5人交替できるんで、レヴァークーゼンは後半開始時に2枚替え、フォーメーションも4バックに変えたし、バイエルンも余裕をもった試合運びで、前半ほど楽しめはしなかったんだが。。。
5枚替えられるとなると、過密日程ではこういう選手起用にもなるだろう。まるでナショナルチームのテストマッチ(フレンドリーマッチ)の体みたいな…それだけに前半の戦いがな、、、という感じ。
Jリーグでも再開するとこういう選手交替、選手起用、戦術やシステム変更がしばしば見られるかもしれない。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/3663
トラックバック