日本人両サイドバックがスタメン出場したマルセイユの今年初戦。
2021.01.09
今週ミッドウイークにフランスリーグ(リーグアン)が再開され、マルセイユは右サイドバックに酒井宏樹、左サイドバックに長友がスタメン。長友はなんだかんだと批判されながらも、一時スタメンから外れてはいたが先月からまたスタメン起用されるようになっていて…という状況。
ホームでモンペリエと対戦したこの試合では、マルセイユに右サイドの攻撃をモンペリエが警戒していたからか、なんだか左サイドの長友にもボールがよく渡る。
長友のプレーが危うい(?)のは周囲もわかっているので、センターバック左の選手や中盤左の選手が結構長友の(特に守備面の)サポートをしている印象。
とはいえ、どうも長友はポジショニングが怪しく、相手との距離の取り方も微妙だったり、結構1対2の状況を作られたり中途半端なポジショニングで突破をされたり、相手選手への応対のまずさ、決定的なピンチを招くクリアミスやパスミスから決定的なピンチを招くシーンや同点に追いつかれるゴールに繋がったり)と、危なっかしい展開。
もちろん、ギリギリのところでの頑張りも何度かあるし、まぁビラス・ボアス監督も物好きなのか、どこかそんなに長友がイイのか、いろいろ聞いてみたいところではある(笑) ま、我々としては長友のプレーが見られるのは、ありがたいことではあるんだが。
で、70分くらいで交替するのも織り込み済み(毎試合当初予定)のようで。
この試合は1-1の状況で長友に替わって入った選手のプレーから勝ち越しゴール、ダメ押しゴールが生まれ3-1で勝利。今週末に次節があるが、それも酒井宏樹と長友の両サイドバック日本人というスタメンになりますかどうか。。。
とはいえ、長友の年齢を考えれば、年齢による衰えも確実にあるし、ケガでスプリント能力の低下もあるし、それでも(やや不思議さは伴うものの)こうしてフランスでプレー機会を得ていることは偉大と言うほかない。
酒井宏樹については、まぁいつもの安定の奮闘ぶりというか。攻撃面ではインナーラップをし始めたか??? という印象も持ったが、相手ゴール前ほぼ中央でボールを受けてフィニッシュ(相手ディフェンダーのブロックを入れられて枠外)があったり、味方のシュートのこぼれが来たが届かず…というシーンがあったりしたが、ま、右サイドを縦に仕掛ける流れから派生して中央に入っていた、と言う方が正確だろう。
ただそれでも、インナーラップの兆し(?)みたいなものは見て取れたが、酒井宏樹がそういうプレーを出し始めると、また一段グレードアップするような気がするんだが。
追記。
日本時間1月10日早朝に行われた試合でも、(酒井宏樹はともかく)長友は無事スタメン出場、しかもフルタイムのプレー。ただ、この冬の移籍ウインドウでマルセイユはフィオレンティーナからスペイン人サイドバック、ポル・リロラを獲得するとのこと。
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