カップ戦でスタメン起用の南野。
2021.01.10
この週末はイングランドはFAカップ3回戦が行われ、リヴァプールはアウェイでアストン・ビラと対戦。
リヴァプールはこのところプレミアリーグでゴールが奪えず、勝点を伸ばせないでいるんだが、この間、南野はベンチ入りはするものの出場機会は無し。プレミアリーグ初ゴールを決めてから3試合出番無し、という状況。現地では南野を起用しないことへの疑問も出ていたようだが、そんな中でのスタメン起用。
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対戦相手のアストン・ビラは、この試合はアンダー世代の選手で構成されたメンバー。
南野は3トップ(いわゆる「フロント3」)の一角ではあるが、ベンチ温存のフィルミーノの位置ではなく、左で起用。右がサラー、中央がマネ、左が南野という並び。
序盤、左サイドバックに入っていたミルナーが縦に出したボールに相手との競り合いで上手く身体を入れて追いつき、クロスを入れたり、左から中央に入って、右からのサラーのクロスにジャンプしたが合わず…というシーンもあったり、、、でもこのシーン、サラーは南野の後ろのワイナルドゥムを狙っていたようにも見受けられるんだが。。。
試合の方は、序盤に右からのクロスをマネが素晴らしい技術を感じさせるヘッドを決めて先制。ところが前半終盤間際に同点に追いつかれて1-1でハーフタイム。
後半に入り、前半は左ウイングだった南野を中央に入れ、マネが左に回る配置に。これって、南野が中に入ってボールを受けようとする動きが多かった(…となると、左サイドにh幅を取った形にならない)ことによるものだろうか。。。
南野はペナルティエリア内で右のサラーからのボールを右足で受けてターンして、左足でシュートを放ったが、ディフェンダーにブロックされる。
その直後、再び右からサラーが入れたグラウンダーのボールを、中央の南野が右足でトラップしてターンして左へ流し、これをワイナルドゥムが叩き込んで勝ち越し。
このプレーを最後に南野は下がる。60分少々のプレータイム。
まぁ悪くないパフォーマンスだっとは思う。現地の評判も割とよいような感じではあったんだが、ターンしてサイドチェンジのボールがショートで相手に渡してしまったり、ショートコーナーの守備で軽く振り切られて縦に行かれてしまったり、まぁやはりパワー不足は否めないし、特に前半は中に入ってボールを受けるとバックパスが多い印象があり、現地のメディアでは厳しい評価のようで。
南野の動きが相手ディフェンスを引き寄せていろと見る向きもあるが、前回のゴールを決めた試合はそうだったと思うが、この試合では、南野を見てボールを付けてくれているようにはあまり感じられないんだけどな。
まぁ、奮闘ぶりは見て取れるが、序列を上げられるようなインパクトやインプレッションは無かったと言うしかない…かなぁ。
この試合、1-1の状況で後半頭からチアゴ・アルカンタラを投入したが、チアゴが戻ってきたとなると、また中盤で起用されることも無くなるだろうし、結局また出番が無くなってしまう状態だなぁ。
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リヴァプールは南野が下がってからマネとサラーが追加点を奪って4-1で勝利を収め、南野のアシストが決勝ゴールになったわけだが、あのシーンでもサラーは南野の位置の後ろに鋭いパスを入れており、もしかすると後ろ(奥)のワイナルドゥムを見ていたのか、それとも、南野に入れたけれども、そこじゃないココだ(入りすぎだぞオマエ)…という意図のこもったパスだったのか、はたまた、パス&ゴーで自分が中央に入っていって落としをフィニッシュすることを狙っていたのか、そのあたりも考えさせられるところではある。
しかしいずれにしても、このアシストとなったシーンも、その前の南野がシュートしたシーンも、サラーからのパスは南野の入り込んだ位置の後ろであった点は共通している。
この2つのシーンの共通点、、、たまたま…ではなかろう。
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