また毎度のスタメン…からの三笘投入…からの辛勝。

昨夜のワールドカップ・アジア最終予選、まずサウジアラビアはアウェイでベトナムに1-0で勝ちグループ1位を維持、オマーンVS日本の1時間前にキックオフした中国VSオーストラリアは、オーストラリアが先制したが中国がPKで追いついてドロー、、、中国はオマーン、オーストラリアと立て続けに勝点2ポイントをロストさせてくれる活躍ぶり(笑)

で、オマーン戦だよ。なんと、酒井宏樹も結局プレーできず、サスペンションの守田に替わって柴崎岳を起用しただけで、5日前のベトナム戦と同じスタメン。
は?? じゃ、なんで酒井宏樹を連れてったわけ(苦笑)
ベンチ外も相変わらずで、また「ベンチ外」がネットのトレンドワードに。なんでやたら大人数連れて行ってんだよ、、、ヨーロッパからだけじゃない、日本からもはるばる。。。
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前半、なんともナンな展開で、これは時間を進める戦略だったんですかね。そして後半に勝負をかける、、、ってな??
しかし、4-3-3の中盤の柴崎と田中碧がやけにそれぞれ右と左にワイドに張っていて、これは明らかに指示と思われ、どういう考えだったんだろう。中央寄りでボールを失うのを恐れたのか?? だけどこれ、4-3-3の中盤オーガナイズはできませんよね。そりゃ攻撃もビルドアップされませんがな。
…という中で、左サイドバックの長友がオーバーラップしてファーへ届くクロス、、、これに右から伊東純也が合わせたが、合わせ損なって決められず。これは決めなきゃイカンね。

ホントに勝つ気があるんかね、、、と思っていたら、後半頭から三笘を投入。柴崎を下げて、南野を中盤に配した4-3-3に。
ようやく三笘を使うか、、、と思ったが、後半頭からというのが森保監督の勝負をかけた(実はかけてた)感を感じさせられた(笑)
三笘は早速左サイドを突破してフリーキックを獲得するなど、明らかに攻撃に変化(激変)をもたらす。そうなることなんて、Jリーグを見てきた者からすればわかり切ってたことなんだが(笑)
三笘の突破に何度かやられると当然、オマーンだって三笘の前に2枚置いて対応してくるわけで、、、そこで三笘にプレーさせてやる状況を作る周囲の動きが…無いんだよなぁ、、、オリンピック代表の時と同じ。ここら辺にコーチングスタッフの技量不足が露呈されますね。

60分過ぎ、長友に替えて中山を投入、南野に替えて古橋を投入、4-2-3-1の形にしたか。
中山は長友と違ってレーンの理解があるのは明白で、終盤に入って中山が高い位置でボールを奪い三笘へ、、、三笘は深くえぐってクロス、、、右から伊東純也がゴール前に入って来てこれに合わせ、ようやくゴールを捻じ込む。
伊東純也は単騎突入が目立ち、右サイドバックの山根の使い方も見えてないようだし、言ってしまえばクラシカルなサイドアタッカー色が強く、5レーンも使えないようだが(ま、ベルギーで長くプレーするとそうなんだろう…)ベンチは交替を考えていた矢先での2試合連続のフィニッシャーとなった。
残りは10分少々で、この後は大迫に替えて原口を中盤に入れ(古橋を前線に)クローズ。アウェイでオマーンをなんとか下し、オーストラリアを抜いてグループ2位に上昇した。

いやはや、結果的には願っていたとおりの結果を手にした11月シリーズ。まぁ普通には、選手層を考えればこうなることは見えていたわけで、、、こうならなきゃ余程…ってなところなわけです。
しかし、左サイドバックに毎度毎度途中で(しかも結構早い時間に)交替カードを使うっていうのは、どうなんだよ。無駄な交替カードの浪費に思えるし。
三笘については、先にベトナム戦でも使えばよかったじゃないか…という声も多いだろうが、森保監督としては(A代表に初めて呼ばれた点を考慮したこともあるだろうが)秘密兵器にしておきたかったんだろう。だがそれにしても、ベトナム相手に攻めあぐねている状況で、上田綺世や前田大然を試運転させることもしない(そもそもベンチ外)っていうのは理解不能。いくらワールドカップ予選がギリの勝負とは言え、使わなきゃ、いつまで経っても使えるようになりませんよ、、、って思うけどなぁ。

なお、前述した中盤3枚のうち2枚(柴崎と田中碧)がやたらワイドに張っていた件については、後半はまったく見られなくなり、だから余計に一体何だったのか、、、と。
左ワイドの田中碧については、確かに指示だったかもしれない。これまで守田が(長友のお守り??で…)やたら左サイドをケアしていたように。。。
だが柴崎については、これまでの試合でも右サイドに張り付いていることが多かったし(サウジアラビア戦での逆スルーパスのシーンもそうだった…)本人の戦術眼(戦術観)なんかね。おかげで右サイドが渋滞しておるじゃないか。
なんか昨夜の試合前の某インタビューでは、システム論議より重要なのはポジショニング…などとおっしゃっていたようで、あれが柴崎の(試合の中で変化させていく)ポジショニング感(?)戦術眼(?)なんでしょうか。
ま、そこはどうでも結構なんだが、少なくとも現代フットボールの5レーンについては理解してないし、柴崎には難しいのはわかる。

さて次は1月下旬にホームでの2試合(1月27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦)となる。グループ1位はサウジアラビアが日本戦以外でも取りこぼしをしてくれない限り難しいが、3月に行われるオーストラリアとのアウェイ戦が大一番になりますね。
オーストラリアを抜いてグループ2位に上昇したとはいえ、勝点差は「1」だから。

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