なでしこ、新監督初戦は完敗。
2021.11.26
今夜はワールドカップのヨーロッパ予選プレーオフと大陸間プレーオフのドローがある。日本時間では今夜25:00(明日1:00AM)から、YouTubeのFIFA公式チャンネルでライブ配信。
今日は地域チャンピオンズリーグ(決勝ラウンド・2日め)のライブ配信を視聴していたが、ウイークデイの午後に西が丘にそこそこのアテンダンスで、視聴者数も2000くらいっていうのは、ナカナカなんじゃないか。
さて、ミッドウイークのチャンピオンズリーグで南野がスタメン・フル出場した試合のこともエントリーしたいんだが、ま、それよりも日本時間本日未明にオランダで行われた、なでしこのアイスランドとのテストマッチの件を。
池田太新監督としては、次のオランダ戦が今回のヨーロッパ遠征のメインなんだろうが、熊谷と岩渕はプレーさせず。
それでも、これまで呼ばれなかった(池田監督が率いていた)U-20女子ワールドカップ優勝メンバーも呼び、その点でも関心があったんだが、内容としては決定的なシュートも無く、枠内シュートも多分無しで、左サイドを長いボールで突破されて2失点(角度の無いコースからやや距離のあるシュートをファーに決められた失点と、折り返されて中央でフィニッシュされた追加点)で完敗。
今後も相当苦労しそうな雲行き。
日本は毎度の4-4-2のフォーメーションで、テストマッチだからそこをあまりツツク所ではないが、フォーメーションにもいつまで経っても工夫がないわな。
まぁレーンの意識は少し見られた印象。
試合序盤ではあるが、4分過ぎあたりで、攻め込まれての守備から右サイドをレーンを意識したポジショニングからスピーディに前へ運んだシーンはよかった。ただ、ファイナルサードまでは進めず、その手前で中盤に渡して横パス、、、という体で終わったんだが。
誰しも指摘するとおり、球際がもうちょっとなんとかならないことには、テクニックはあるんだろうが、ゴリゴリ来られて(ロクに決定的なチャンスも作れないような)このような体になる。それって、コンタクトの強度がどうのこうのという話しじゃないんで。とっくに、そういうレベルの話じゃなくなってる。日本人の俊敏性を生かした…云々というコメントも出している(出していた)ようだが、俊敏性そのものにも疑問がつく印象だし、その俊敏性も発揮させてもらえない通用しないのが現状でしょ。ボールを扱う以前のコンタクト能力、対人能力を根本的に考え方を刷新する状態だろう。
あと、パスを出すところに寄せられて、イイ状態でパス(シュートも)できない。そこって、その前のトラップにも問題があるんじゃないか。そこは技術面。なにも「止めて蹴る」(笑)を持ち出すわけじゃないが、止める技術が大幅に向上すべき余地があるように見て取れた。
まぁなんにしても、相当厳しいな、日本の女子フットボールは。アンダー世代ではイイ戦い、素敵なフットボールを見せながら、どうしてフル代表になるとこうなるのか、必死で研究・分析すべきだろうな。
あ、2トップが相手のフィードに対してコース限定とかの動きをしなきゃ、この試合のようにロングフィードを空いたスペースに入れられる。なでしこリーグ、、、じゃない、WEリーグのクラブでは、そういう当たり前のプレーを指導してないんかね。。。
来年1月には女子アジアカップがあり、女子ワールドカップ出場権がかかるわけだが、アジア枠はユルユルなんで出場権獲得は問題ないだろう。だけど世界との差は開いていくばかりだ。
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