イングランドFAカップ4回戦…6部相当のクラブのスタジアムが素晴らしい。
2022.02.06
今週末のイングランドはFAカップ・ウイーク(?)のようで、FAカップ4回戦を開催。DAZN配信試合の中でも関心を引かされたのは、キダーミンスター・ハリアーズFCという6部相当のクラブと(もちろんプレミアリーグの)ウエストハムの一戦。会場はキダーミンスターのホームスタジアムである、アグボロースタジアムというフットボール場。
確かに小さいスタジアム。キャパは見たところ1万は無い、6000とか7000くらいだろう。全席がシート(座席)でもないんだろう。
でも、四方がきっちり屋根に覆われているし、バックスタンド(その程度のキャパなので当然スタンドは1層)上部にはVIPルームかと思えるようなガラス張りのスペースもあるし。
ですからね、これまでも何度も書かせていただいたんだが、Jリーグもさぁ、スタジアム規定に(特にキャパの規定について)何万人以上とか固定的にしないで杓子定規にしないで、これくらいのキャパのスタジアムも認めたらどうなんだ。
スタンドも、スタジアム全体の雰囲気も、実にイイじゃないか。イングランドだからイイってことはあろうが、日本でも今日では相当イイ雰囲気を出せるぞ。それこそが一般ピープル、社会一般への訴求力になるんじゃないのか。
国体用陸上競技場を使わされている(使わせてもらっている)地方クラブが多いわけだが、これも何度も書いてきたように、陸上競技場の隣には大抵こじんまりとした(スタンドも大して設置されていない)フットボール場(球技場)がある。そこを整備して使用することで、イイじゃないか。
陸上競技場の傍の球技場…に触れた近年のエントリー…
(2021年1月18日のエントリー)
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=3884
(2020年2月10日のエントリー)
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=3541
(2017年7月26日のエントリー)
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=2612
ところで日本で6部といえば、関東2部リーグあたり。
知り合いの関東リーグを戦っているクラブの方々には僭越ながら申し上げているんだが、やはり小さくてもフットボール場でしょうよ、、、ってね。
なお試合の方は、当然フルハムがキックオフから押し込むんだが、20分近く(20分経過前に)キダーミンスターがまんまとセットプレーからスクランブルを起こさせて蹴り込み先制。
その後70分間、フルハムが攻め立てるがゴールをこじ開けることができず、フルハムの選手たちも段々と頭を抱える…天を仰ぐ…そうした仕草が増えて来た、、、ワクワク、、、残り10分を切ったあたりで、期せずしてスタンドから "もう一息だ、ガンバレ!" 的な大きな声援がなお一層高まり、、、だが90分を過ぎたところで、ペナルティエリア内でスペースを空けてしまい、そこに飛び出されボールを繋がれて、追走も蓋も遅れてゴール天井に叩き込まれ、遂に同点に追いつかれてしまう。
で、延長戦に。
延長戦もスコアは動かず、、、だが延長後半もアディショナルタイムに入った瞬間、とうとう決勝ゴールを捻じ込まれてしまい、、、1-2。
やはり90分経過、120分経過、フルタイム間際でどうしても差が出てしまうね。
いや、実に惜しい。
だけど、スタンド埋めた老若男女のサポーターたちも大満足なんじゃないか。
内容的には特にコメントさせていただくようなモノはなかったが(そこまでジッと視聴してたわけでもないし…)でも、そういうシンプルに熱い試合もあってイイんじゃないか。
ところで、FAカップというのは日本でいう天皇杯全日本選手権が相当するものだが、いわゆるその国のフットボール協会カップ戦。
イングランドの協会は「イングランド」とか付いてなく(イングランド・フットボール協会とかではなく、ごくごく簡素にFA(The Football Association)…フットボール・フリークには釈迦に説法だが、これはFAだけが認められているもの。世界最古の協会のために国名無し、、、という次第だ。
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