遅ればせながら、バイエルン戦の香川について…

今週ミッドウイークに行われた、チャンピオンズリーグのクオーターファイル、マンチェスター・ユナイテッドVSバイエルン・ミュンヘン1stレグ…香川は後半頭から出場。

スタメンかと期待していた向きも多いと思うが(現地のサポーターも含め)実は、私はスタメンじゃないだろうって思ってたんだな。だってモイーズだから(笑)
ま、それは冗談、ではなく本当にそう思ってたんだが、モイーズ監督なりに、この試合のプランは周到に練っていたんだろ。バイエルンに(ユナイテッドのホームでの試合だが)ボールをポゼッションされるのはわかってるんで、だからデカくて身体を張れる選手を起用。しかもキャリックをアンカーに起き、攻撃はルーニーとウェルベックに委ねると。守備に力を割き、攻撃は縦ポンでいいと。実際、縦一発にルーニーが絡んでウェルベックが抜け出して、バイエルンのゴールキーパーのノイアーと1対1になった場面はヒヤッと…あ、いや、ユナイテッドにとっては実に惜しかった。ノイアーに苦もなく止められたが。というわけで、圧倒的にアウェイのバイエルン有利で前半終了。
後半頭にギグスに替わって香川を投入。フォーメーションも、前半の4-1-2-3から、4-4-2になったように思われる。香川をボランチに入れたぜ!?っ的な反応があったが、ボランチというよりは、中盤4枚の左といった感じかと。
で、香川は試合後の現地での評価どおり、バイエルンを押し返すことに。バイエルンのボアテングが、後半から香川まで入って来やがった(←意訳)という反応というかコメントは、選手冥利に尽きるんでは?? まぁさすがにフットボールの本場だなと思わせる現地のコメントとしては、香川が創造性をもたらした…みたいな。まさにそうですよ。「脳筋」とも表されているユナイテッドの中にあって、確かにそのとおり。実際、香川が絡んでコーナーキックからまんまと(!)先制できたわけだし。。。ただま、後半20分過ぎくらいから再び防戦に。でも香川は。これは多くの方々のご指摘のとおり、右ウイングのロッベンに、得意のカットインからの仕事(フィニッシュ)をさせない守備で貢献…って、現地の人たちはわかってたかなぁ。。。終盤も散発的ながら攻撃に絡んで(守備から持ち上がろうとするボールを奪われた場面が2度、、、それにはキモを冷やしたが…)いいパフォーマンスだった。よくやったでしょ。
もちろん、素晴らしく印象に残るプレーはなかったかもしれない。ゴールも惜しいシュートもなかった。アシストもなかった。でも、この世界中からグローバルに集まってきているワールドクラスの連中の中で、実によく戦ったんではないか。なんかさぁ、そういう点で日本人はあまりに安易に考え過ぎでは?? そんな中にポーンと放り込まれて、なかなか何もできないよ。ゴールとかで全世界のヒーローになって欲しい気持ちはわかるが、いいプレーだった、、、よかった、、、って思えないんかなぁ。大体さぁ…スタメンや主軸でないとNGみたいな、そういうのって、プレーしてる国が少なくて選手層が薄い競技種目のハナシじゃないのかね。そういう観点というか認識がボカっと欠落してない??
私は、満足とはもちろん言えないが、本当にお疲れさん、、、いいプレーだったですよ、、、って言いたいな。

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