昨日唐突に「ジャパンズ・ウェイ」再び…ご立派な冊子まで公開…
2022.07.16
フットボール・フリークが歯牙にもかけない(むしろ呆れたり〇〇にしてる…)「ジャパンズ・ウェイ」なる謎ワード。確か2018年のワールドカップあたりに現(現在も居座っている)JFA(日本サッカー協会)会長が言い出したもの。
あまりに抽象的で曖昧で中身の見えない空気のような概念故か、多少存在性が薄くなってきていたような気がしていたが(…それは私だけかもしれないが)なんだか昨日唐突に、JFAが「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」策定と発表、ご立派な冊子("デジタル冊子")をウェブで公開している。
https://www.jfa.jp/news/00030069/
「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」(PDFファイル)
https://www.jfa.jp/attachment/62d1353f-5f84-42b7-b312-38c7d3093d95/Japan'sWay_2022.pdf
「全国のサッカー関係者と共有するビジョン」として発信、、、するんだそうだ。
いや~立派な冊子ですなぁ。55ページ(表紙含めて)もあって。
普通にまぁイイ仕事をしてるんじゃないの、このPDFファイルの作成プロダクションは(笑)
だから、これって何なんだよ。
「ジャパンズ・ウェイ」を英語表記(Japan's Way)にしたのが、新し気な点なのか(爆)
そして、誰に向けた内容なんだよ。「全国のサッカー関係者」との共有ったって、どのレベルの人のこと。随分軽いというか薄いものにしか見えないけどなぁ。。。
まるで、例えば学校で配布するイントロ(導入)的な、ないしは刷り込み的な、知識や情報をもっていない層向けの啓発モノ的な、そういう冊子にしか見えないんだが。
そんなんだと、いくら国際標準からして遅れているとはいえ、「全国のサッカー関係者」にある意味失礼じゃないのかね。
そもそもジャパンズ・ウェイって、日本人で監督・コーチングスタッフを形成して、選手に丸投げのことなのか。ピッチの上での選手個々の判断力や決断力とか個人戦術とは別の次元のモノが必要なんだけどな、、、そこはどう考えてる???
あのさ、身体能力についてだって、もっと突き詰めて研究しようよ。
この冊子の中でも使われている「フィジカルフィットネス」とか、あまりに単純な、耳障りの良さ気な表現・ワードなんか、どうでもイイからさ。
ちょうど昨日だったか、原口元気のパーソナル・フィジカルコーチの記事をどっかで読んだが、身体運動科学の専門家の方にも読んでいただいて意見を伺ったところだったんだが、方向性は間違ってないとのことだったですよ。だけどね、その内容を今ごろ "発見" できているところが、私には大いに不満だし不思議で仕方がないわけで。
それも、その原口選手のパーソナルコーチはフットボール関係者ではないじゃないですか。じゃ、フットボール関係の(フットボール業界)のコーチは何をやってきてるんだ…と、ホンっとに思いますね。
育成年代の指導者のスキルや指導技術についても、日本はまだ全然なわけでしょ。。。そこはどうなん???
日本のフットボールはいまだに育成年代にリテラシーとして形成されているはずのものが何かと欠如していて、上に行ってから苦労させられている選手が不憫なレベルだ。
2050年までにワールドカップを掲げる、、、そのキャッチをだいぶ前のJFA会長がアドバルーン上げてから今日まで約15年間の進みを見ていると、100%ありえないよ。
断言します。
選手たちは個々に頑張って、ジリジリと国際的なステータスやステージをよじ登って行ってはいるんだけどな。
選手たちは、、、ね。
さて、今ごろになって、今このタイミングでこういうのを(相応のコストをかけて)まとめ、作成するのは、誰の利得のためだ???
電〇か???
そしてこれはスポンサーを確保するためのツールなのか???
まずは、そこらをハッキリさせて貰おうじゃないか。JFAの(正直、いろいろと思考が浅く狭い)いいオッサンたちが外の人間の口車に乗せられて、意気揚々としてシタリ顔で、、、こーゆーの策定したんだよね~ っていう振る舞いをしてる図しか、浮かんでこないんだよ。
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