昨夜のツーロン国際第2戦。
2012.05.26
昨夜はJリーグの2試合(ガンバ大阪VSサガン鳥栖、名古屋グランパスVSセレッソ大阪)が行われた。これは来週ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)Round 16 の日程が入っていたため。ま、その日程、ガンバには関係なくなったんだが。
名古屋グランパスVSセレッソ大阪の実況アナウンサーには驚いたというか、妙に興味津々で耳を傾けてしまった。何ていうか、サッカー中継というよりも実況中継そのものにおいて素人っぽいというか、思いもかけない(とても普通には思い浮かばない稚拙な)表現や語彙や言い回しが次々に出てくるんで…どこのアナウンサーですか???って感じだ。ま、どこでもいいや。プアですな、ってこと。
そう言えば、先々週だったかFC東京のアウェイの試合を見ていたら、確か梶山のアウトでのテクニカルなゴール(グラウンダーのクロスをアウトですくい上げるように巧みに決めて見せた)の瞬間、その試合の実況アナウンサーは「サイド!!」って口にしたんだよな(しばらく後のリプレイでは「アウトサイド」って言い直していたけど)「サイド」って何だよ。確かに「アウトサイド」だよ、だけどアウトのことを普通「サイド」とはゼッタイ言わない。こんな表現が瞬間出てしまうということは、そのアナウンサーにはフットボール・リテラシーというか(そんな言葉はないんだが)そういうものが決定的に欠如しているか、浸透してないのが丸わかり。こんなんじゃ、その国というか地域(地方)のフットボール文化度にきわめて大きな疑問。
さて、ツーロン国際の第2戦、U-23日本チームはオランダに3-2で勝ちましたな。第1戦からスタメンを9人も入れ替えた、U-23よりも明らかに下(若い)世代と思われる選手が多いオランダに。ちなみに、トルコVSエジプトは1-1のドローだったらしく、日本はグループリーグ最終戦のエジプト戦にとにかく勝って、でも勝ってもオランダがトルコに勝つと多分得失点差でグループリーグ敗退になるだろうな。得失点差でオランダには現状「3」劣っている。←あ、勘違いしておりました。エジプトに勝てば、オランダVSトルコの結果にかかわらずOKですな。
3-2で勝ったっていったって、前目の選手(これまで呼んでなかった海外クラブ所属の選手と、これまでこのチームの主要でなかった選手である、指宿、齋藤学、高木善朗、それにまぁ宇佐美も加えていいかな)の個人能力とセンスと技量で試合を成り立たせていたような感じに過ぎないと思えるのだが。齋藤学の3人くらいを突破してのドリブルシュートは見事だったが、ちょっと相手ゴールキーパーのセービングミスかな。シュートがややボテボテだったんで、タイミングがずれたのか?? 決勝ゴールとなった扇原のゴールは(左足でない)見事なシュートだったが、扇原は気に入っている選手なんだが、キックのフォームが名波みたいだったり、このシュートのように「ドラゴン」久保みたいだったりすんだな…中盤底から攻め上がってのゴールは見事だったが、守備はまだまだ国際試合で通用するレベルにはないかなぁ。アジアでもいいかもしれないけど、そこからの進化というか成長というか…そういう環境に身を置かないと無理かねぇ。
宇佐美については、序盤は違いを見せる強烈なシュートが幾つかあったが、指宿のゴールへのアシストのプレーはさすがだった(というか、あれくらい普通かな)けれども、段々消えているんですけど感が非常に強かったんだが。う~ん、これでオリンピック本大会のメンバーに選ぶのかと言われると、選ぶ方も困るだろうな。雰囲気は十分あるんだけどな、でもわずか18人のメンバーに選ぶのかどうか、チームにとって大きな貢献度がありそうなのかどうか。
そんなわけで攻撃面ではまぁいい面があったかもしれないけど、その後ろは全然ダメじゃんか。関塚監督の得意の(?)(Jリーグのチームで見せていた??)前後分断サッカーっすかね。中盤底に扇原とともに入った村松のパフォーマンスにも関心あったけど、どうもなぁ。サイドバックについては、皆さんご覧のとおり酷いもんで。センターバックの優雅というか何というか、ファイトしない相手の厳しく寄せない軽いプレーぶりといい…長らくこのチームの主要メンバーであった(はずの)選手たちの、このようなプレーぶりは一体どういうチームを作ってきたのか、どういう考えでやってきたのか、コンコンと問い詰めたい気分だ。
で、本大会までもう2ヶ月もないところで、どうするわけ???
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