ヴァンフォーレ甲府の試合は大体見てますよ。

昨シーズン再びJ2に降格してしまったが、甲府で毎試合1万の観客を集めるのは本当に素晴らしい。経営危機の時期を乗り越えてJ1に初昇格した時も、結構応援してしまったもの。柏レイソルとの入れ替え戦(2005年)で連勝したのは、興奮ものだった。

今シーズン、元FC東京監督の城福氏を監督に迎えてどうなるんだろうかと思っていたが、どうも「人もボールも動く」をキャッチフレーズにする監督のチームは途中で失速する傾向にあるのは何故だろう?? スタートはよかったと思うが、最近はどうも…ですな。いろいろ感じることはあるが、ここでは書かないでおこう。
そのヴァンフォーレ甲府に、過去J1の幾つものチームで活躍したフェルナンジーニョが加入するんだそうだ。ふ~ん。そこそこ使えるとは思うが、大丈夫なんだろうか。それがファーストインプレッション。大丈夫かって、クラブ経営が。それくらい、どうしても今シーズンでJ1復帰を果たしたいの?? 何かそういう事情があるの??
J2でいいだろう、などと言うわけではない。でも、無理にJ1に昇格しても、そっちの方がクラブとして厳しくなることも、ままある。っていうか、そういうケースが少なくないのでは。J1に上がるにもタイミングがあるわけで。何でもかんでも(いつでも)(どのタイミングでも)J1に上がればいいってわけじゃない。上がったはいいが、全く歯が立たず…ということで苦しむ(J2降格という意味だけではなく、いろんな意味で逆に苦しくなる)ということも大いにあるわけで。。。
日本のフットボール環境においても、J1でなければ(J1に居続けなければ)ダメダメみたいな雰囲気や感覚がまだまだ多い。J1とJ2を行ったり来たりすることもダメダメ、みたいなのも。もちろん、J1に居続ける時期もあってよいし、J2へ降格する悲しみを味わうこともあるだろうし、そこから再昇格した時の歓喜もあるだろうし…そんな、それぞれのクラブや地域の環境によって様々ではないだろうか。そんな様々を、サポーターやファンも、クラブや地域の文化や社会も、そのクラブ・チーム独自のものを(独自のものとして)持てて楽しめて味わえて、そしてそれを誇りに思えるような…そんな(地域)スポーツ文化社会(それぞれの地域でのスポーツ文化社会、そうしたそれぞれの地域性がある日本全国としてのスポーツ文化社会)になっていけたらいいんだが。

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